仕入れより戻りました


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無事に戻っています。帰国後、私用も重なり、人生で一番忙しい日々です。
あー、忙しい。

今回の仕入れ旅は2週間と最近にしては一番長いものになりました。
どうしても外せないと思われる骨董市がいくつもあって、あっち行ってこっち行ってで
やはり今回も3000km以上の長いドライブでしたが、tamiserと二人、仕入れも、食事も、
おまけの社会見学も、あれこれ役割分担うまくいき、最高の旅となりました。

旅の様子はInstagramにもアップしてあります。よろしければmiyawakimodernでご覧ください。

さて、今日はお金のお話。
仕入れにはお金が必要、それも現金が必要です。僕がこの仕事を独立して始めたのは21世紀に
なった頃ですが、その時代からいろんな方法を試してきました。制度やシステムが大きく変わって
使えなくなってしまったトラベラーズチェック、パリで一番レートのいい両替商、そこに行く時間が
取れない時は日本の銀行で両替(商品券がもらえたりする)、ちょっと怪しい感じのする大黒屋、
クレジットカードで支払いがきる上にマイレージが付き、しかも家に配達してくれるトラベレックス、
外貨預金がそのまま使えるGaica、そして最終がキャッシング。

このキャッシングが盲点でした。幼少の頃より「借金は罪」と教えられて育ったお坊ちゃまとしまして
クレジットカードの分割払いもリボ払いもすべて拒否して生きてきました。キャッシングなんて
ありえません。そんなところから人間は堕落するのだと頑なになって生きてきました。

が、しかし、今回初めて恐る恐る使ってみたこのキャッシング、恐ろしくも素晴らしいものでした。
まず、レートが安い。通常、外国での買い物にはVisaなりMasterが定める為替に1.55%程度の
手数料が加算されたものが決算のレートとなっています。知っていました?

それが、キャッシングの場合はその1.55%がつかず、そのままのレートなんですね。
そのままのレートでお金を借りる、ということなんですが、当然それには結構な金利が付きます。
たぶん、サラ金並みの18%とかそれくらいのはず、なんですが、帰国後すぐにカード会社に
電話をかけて、キャッシング分を今日清算したいですと伝えれば、今日までの金利で済みます。
ちなみに、今回およそ15万円くらいのキャッシングをして、帰国後すぐに返済したので手数料は
300円程度でした。最高のレート(今回は平均113.5円)で両替して、手数料が300円!

新生銀行のキャッシュカードで日本の口座に入っているお金をユーロで引き出す場合、3万円程度が
一回の限度額で、そのたびに手数料が300円かかります。しかもレートは上と同じ日だと118円とか
それくらいのレートが適用されます。
ちなみに、日本の銀行で両替する、トラベレックスのマイレージ付きのクレジットカード支払いでも
今回119円くらいでした。でもこれは旅のあいだにレートが変化しているので、純粋に比べられる
数字ではありませんが。

それでもこのキャッシングの手数料の安さは群を抜いていますな。
もっと早く知らなくてはいけなかった。

今回の旅でも、ありとあらゆることで経験値が物を言うなと感じました。
知っているか知らないか、つまりは調べておけばというか、ちょっと下調べして
おくだけで信じられないくらいことがスムースに運ぶわけです。

なんでも勉強。そして知識は力に。

開店時からたくさんのお客さんに来ていただき、感謝です。

画像は19世紀のパレット。淡く残る色が儚い光のようで好きです。
15,000-

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画像及びテキストの無断使用は固くお断り申し上げます。 Copyright © 2001 antiques miyawaki modern All Rights Reserved.
 
# by pointcinq | 2016-10-01 17:00 | 品物の紹介 | Trackback | Comments(0)
9月10月のお知らせ
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# by pointcinq | 2016-09-06 09:48 | Trackback | Comments(0)
旅と地図

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旅の準備をしています。

その昔、インターネットと車のナビがまだこれほどに普及してなかった時代(ある年代より下は
想像もできないかもですね)、僕の知識も経験も足りなかったせいもあり、どこに出かけていくのにも
それはまあ大変であった。大げさではなく大冒険だった。

パリで車を運転するって、今でこそ簡単にやってしまいますが最初の頃はルールもノリもわからないので
友達の車を借りて深夜のパリをあちこちただ走り回るというなんだか楽しい練習をしたものだった。
日頃の移動はもっぱらバス派だったので、パリの土地勘をなんとなく身に着けるのにそれほど苦労は
いらなかったのだけれど(東京はいまだにダメ)、たとえばパリから出てシャルトルに向かう、という
ただそれだけのことができなかった。パリを囲む環状線に乗って、この出口を右、A6をこっち方面、
そのあと、こっち、のようなことを地図とともに膝の上に置いてふらふらと運転したものだ。

完全に迷ってしまい、何度も人に道を尋ねるも、今度は語学力不足でなんとなくしかわからない。
適当にわかった、と言ってみてから、やっぱわかんねーなと思うこともあり、もう着けなくていいやと
あきらめかけたことも何度もあると思う。

その頃から、ぐぐぐっとインターネットが普及し始めてきて、ミシュランのHPで行先までの細かい行き方を
プリントアウトして持っていくという時代もあった。これもいったん外れてしまうと応用が利かず、意外と
大変だった。

そんな時代を経て、ネットがさらに便利になって、ナビを購入して、今やiPhoneひとつあれば本当に
どこにでも行けてしまう時代になった。それによって、僕が大事にあたためていた秘密の骨董市なんかも
あっさり若いバイヤーが来るようになったりと弊害もあるにはあるけれど、まあ便利になった、いいことだ。

でも人間ってほんとにバカというかなんというか、そういう文明の利器が現れて便利に使い始めると
それがなかった時にどうしていたかをあっさりと忘れてしまうのですね。町に設置してある地図を見たり
人に聞いたりすれば2分で行けるところに、GoogleMapに頼りすぎて迷ったというのと同じです。

いざというとき、やっぱり紙の地図。大事なのです。

ということで、旅の準備中。地図はミシュランといちおう決めています。

来週から9/10、9/17、9/24と休みます。どうかよろしくお願いいたします。


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# by pointcinq | 2016-09-03 16:25 | お知らせ | Trackback | Comments(0)