ミラベル mirabelles と言うと、やっぱり夏の終わりから秋の初め。
マルシェに現れたかと思うと、いつの間にか見なくなるフランスの秋の風物詩だ。
そういうわけで、フランス人はこの限られた季節に登場するミラベルという果物を実に愛する、
愛してやまない。フレッシュでももちろん、タルトにして、コンフィチュール(ジャム)にして、
シロップに漬けて。
残念ながら、二つとも蓋は割れてしまっているのだけれど、この器はそのミラベルのコンフィチュールの
入っていた器。アルザス・ロレーヌの一大産地であるMetzから。
19世紀の終わりごろの品物だと思われます。容器自体のデザイン、四方に書かれた
COLLIGNON CONFISEUR A METZ
Mirabelle
"コリニョン製菓店 Metz" "ミラベル" ということになります。
時代が良く出ていると思います。
ミラベルが食べたくなってきたのだけれど、10月ではどこにも売ってない。。。
ボンマルシェあたりで美味しいコンフィチュールとチーズというのがいいかもしれない。
(売約済み)