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ロックグラス



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今日もはっきりしないお天気。また雪が降るかもなんていうことだったけれど、
この気温だとそれはないだろうな。まあ降ったとしてもたかが知れてる。

臨時に土曜日に夕方から店を開けている。
店に関すること、仕事に関することは際限なくやることがある。終わりというものがない。
こういう点、仕事場と住居が同じところにあると言うのは良いところと悪いところが完全に
くっついていて、なんともしがたい。

仕事が終わってすぐに一杯飲めちゃうところはまあ素晴らしいほうの側面です。
フランス人はロックグラスというものを使う習慣がなくて、カフェで何かをロックでお願いしますと
頼んでも、普通の縦に長いタンブラーなんかにペラペラの氷を3個くらい入れて平気で
持ってくる。氷がそんなにないから仕方ないと言えば仕方ない。でもでも、生牡蠣を持った
銀の皿にも、シャンパンのバケツにもめいっぱい入っているのだから無いわけでは無い。
なのにあの情けないロックの姿はまあ習慣の問題なんでしょう。

ということで、フランス(これは周辺のヨーロッパ諸国も似たような状況だと思う)には
ロックグラス、正式に言うならオールドファッションドグラス、そういうものは基本的にはない。
いや、ほとんどない。
だからいいものが見つかるというのはなかなか運がいいことなのです。
なんて、もったいぶるのもなんですが(このところそんなことばっかり言ってます)、
そんなところです。

どちらも19世紀から20世紀初めのもので、上はかちっとしたカットでグラスの底がまあるく
ラウンドしている。アイスピックで削った大きな丸い氷を入れたらさぞ綺麗でしょう。
下はとろりとした型吹きガラス。いびつな型吹きはあなどれない良さがあって、手に納まる
感じがとてもいいのです。
こんな手と飾りの一切ない無地のロックグラスがたくさん入荷しています。

琥珀でも無色でも、透明感のある酒で楽しみたい。


お問い合わせ miyawakimodern@gmail.com
      
by pointcinq | 2014-03-01 17:32 | 品物の紹介 | Comments(0)


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