人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ワインボトルの受け皿

ワインボトルの受け皿_f0074803_0531229.jpg

真っ白なクロスをざざざっとテーブルに広げ、フォークとナイフ、白いお皿、ワイングラスを
並べて食事の仕度をというのは実に心躍るものであるが、それがこの季節の屋外であったり
バルコンでのことであればなおさらである。
ヨーロッパというのは外で飯を食うために日没が遅いのではないかと思えることすらある。

その真っ白なテーブルクロス、汚れたらさっと洗えば済む話なのだけれど、ワインの雫が
瓶をつたって丸い輪染みができてしまうと性質が悪い。見栄えも悪い。
それでこういうものを使う。ワインボトル用のお皿。いつ頃からこういう皿が使われるように
なったのかは定かではないのだけれど、これは19世紀末から1900年頃のもの。

はじめに見たときはまったく何か想像できず、一人あれこれと考えたものである。
くぼんでいるところに何か丸いものを置くための物のようにも見えるし、その仕切りの
部分が魚のかたちをしているようにも見える。滑らかな磁器の冷たい感触とは裏腹に
ユーモアのある、綺麗なものだと思う。


この数週間、ものすごいアクセス数をいただき自分でも驚いている。
このexblogでも上位2-3%にランキングされている。皆様のおかげです、どうもありがとう。
by pointcinq | 2007-05-12 00:51 | 品物の紹介 | Comments(3)
Commented by Kinuko-o at 2007-05-12 08:29 x
わぁ・これ便利ですね!ワインの雫が下に落ちるようになってるんですネ。
昔の人ってこういう道具にまでこだわれる気持ちの余裕のようなものがあったんでしょうねー。


真っ白なクロスをざざざっとテーブルに広げ、フォークとナイフ、白いお皿、ワイングラスを
並べて食事

いいですね~♪ 日本でも今の季節ならなんとかやれそうです。
すぐに梅雨がきて真夏になってしまいますから。
Commented by pointcinq at 2007-05-13 04:32
時期が短いですから、是非、今楽しんでいただきたいです。
クロスをざざざっと、ですからお忘れなく。
Commented by akitayoko at 2007-05-13 21:18 x
こんにちは。お久しぶりです。
私も食事毎にこれを使わせていただいています。
最近フランスの歴史の本を読んでいて知らない事だらけで面白いです☆また教えてくださいねー!!ではでは。


<< 純銀のスプーン  une cu...      発見 >>