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花にタロット
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この季節のパリ、芍薬とさくらんぼが旬であります。
今週はローランギャロスから始まり、友人を招いたり招かれたりが重なってなんだか忙しい。

今夜のオヨバレにと近くの花屋で買った芍薬(フランス名=pivoine ピヴォワン)。
この花は蕾から散るところまで、どの瞬間もそれぞれにいい。

先週から気になっていた100年ほど前のタロットを一週間越しに手に入れる。
もちろん、何かを示唆するために作られているわけだけれど、暗示と明示に溢れていて
飽きることがない。
by pointcinq | 2008-05-31 22:45 | 品物の紹介 | Comments(3)
オランダ行きの郵便袋

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ちょっと変わったものを見つけた。
フランスの郵便局La Posteの麻袋は見かければ必ず手に入れるものだけれど
これはそのオランダ行き、もしくはオランダからの手紙を入れる袋。どちらなのかは
なんともわかりません。

このトリコロールがぴりりときいていてこのバランスのよさを出しておりますが
これはトリコロールでもフランスものじゃない。オランダなのですね。
オランダというとどうしてもオレンジ色を連想しますが、あれはその昔のお話。

現代の国旗はこちら。
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ちなみにフランスはこちら。
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なかなか難しいものである。
by pointcinq | 2008-05-28 20:58 | 品物の紹介 | Comments(0)
ローランギャロス Roland Garros 2008
今回で3度目のローランギャロス。
このところ曇り続きのパリにしては上出来の「曇り時々晴れ、最後に雨」。
本戦初日の日曜日とありましてものすごい人、ものすごい盛り上がりでした。

1928年にはじまったこの大会は今年で80周年とあって、その軌跡として歴代の名場面の
写真がいたるところで見られたわけですが、それがまたよろしい、非常によろしい。
Lacosteは昔からスポンサードをしていたとは思うのだけれど、まさにクラシックなラコステの
スタイルそのもの。白のコットンセーターにパンタロン、上品じゃありませんか。

それに比べると、現代のテニスウェアは寂しい。
プレーのしやすさ、快適さを考えると仕方がないのかなと思える部分も多々ある。
だがしかし、そりゃないでしょうというウェアが多すぎるように思うのですね。
メーカーのセンスなのか、それを選ぶ選手のセンスなのか。

昨日の女子で黒のワンピース、その裾がレースだったお方あり、これには閉口。
なんとも安っぽくて卑猥なウェアだった。その相手選手もスコートを腰履きで腰の骨とお腹が
出ているのだからどっちもどっちか。

男子も襟なし、袖もなしの選手が多い。それで髭も髪もぼうぼう。
普段練習しているときはそんな格好で結構、センスがないなりにそういう格好でやっていただき
帰りにコンビニで立ち読みでもして帰ればよろしいと思うのだけれどね、ちゃんとした時には
ちゃんとしましょうと、というのが僕の見解。

初日のダイジェスト WOWOWのサイト http://wowow.co.jp/tennis/index.html

そういう不満がたくさんある中だからこそか、心が洗われるようなボールボーイ、ボールガール
の仕事が、見ていてとても気持ちがよかった。
選手がいかにプレーに集中できるか、円滑に試合が進むかだけを徹底的に考えて長年に
わたり完成された動きだと思う。あの自己犠牲の精神というか、行動はフランスのほかの
なにものにも見ることができない清々さがある。

大会が進むにつれて当然ボールボーイも数が少なくなってくる。これは誰かが彼らを採点し、
「いい仕事」をしている少年少女が晴れて勝ち残っていく仕組みなのだろうか?
そんなボールボーイ、ボールガールにもがんばれよーと拍手拍手。

朝一番から9時過ぎまで、楽しい一日でした。来々軒で〆、押忍。

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by pointcinq | 2008-05-26 21:12 | 日々の暮らしから | Comments(0)
Peugeot プジョーのコーヒーミル
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ずっと探しているのに、どうしてこうも見かけることが少ないのかと思ったら
このハンディータイプはどうもごく短期間しか製造されていないらしい。

箱型のものにはあれだけの種類があるのにこちらにはこの2種類、白のみ(だと思われる)。
(ハンドルにちょっとした違いのあるモデルがある、確認済み)

やっぱりちゃんと使いたいので全部分解して洗剤と重曹でごしごし洗えばまだまだ現役。
粗挽きから細挽きまで、ハンドルをがりがりと回していただき底をぱかりと開けばたちまち
馨しい香りが立ち上ります。ドリップしたときの豆の膨らみが違います。

朝のコーヒーを淹れる時間が楽しく、美味しくなること請け合いであります。


明日はちょいと仕事をお休みしてテニス観戦です。そうです、ローランギャロス

そういえば、プジョーはローランギャロスのスポンサーでした。
by pointcinq | 2008-05-25 06:08 | 品物の紹介 | Comments(4)
ジャムポットとガラス杯 
早朝5時に起きて、きらきらと光る朝の牧歌的な風景の中、半分まどろみながら半分は
そのきらきらに身を浸し1時間ほど電車に乗る。

だだっ広い野原に続々と車が入り込んで来る。プロフェッショナル用の骨董市だから
売る人も買う人もみんな骨董屋。現金と小切手と商品をどっさりもって集まるのだから
熱気がないわけがなく、8時ちょうどのスタートの合図とともになだれ込む。

今回は良いガラスがいくつか手に入った。いずれも19世紀初めから中ごろにかけてのもの。
ジャムポットとガラス杯。やや黒がかった綺麗なガラス。

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by pointcinq | 2008-05-22 21:55 | 品物の紹介 | Comments(0)
今夜は塊でいただきます
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今夜は先だって夕餉に招待していただいたお礼の夕餉返し。同じアパートに住む友人たちだ。
ちょうどまた別の友人からも電話があり、じゃあみんなで一緒に食べようということになった。
なにを作ろうか考えずにマルシェに出かけて、とりあえず旨そうだったのでこの塊をひとつ。
そこからメニューを考える。

買ってきてすぐにざっと塩を振って軒先で干してみる。ゆっくり水分が出てきて、ぽとりぽとりと
落ちていくのがいかにも「僕は美味しくなっちゃいます」という感じがしていい。風と塩頼みだ。

30分に一匹くらいの割合で大きなハエがやってくるのはさすがだとしか言いようがない。
そのたびに仕事を中断して確実に叩き落す僕もまた、さすがじゃないか。
ここはひとつ漢字で「流石じゃないか」と言えるほどに。


明日はまた早くから遠くに行ってきます。
by pointcinq | 2008-05-20 21:13 | 日々の暮らしから | Comments(8)
パステルの木箱
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僕が戻って来たとたんに肌寒いパリ。あちこちでお前のせいだと罵られながらも、収穫のある
週末となりました。骨董市はやっぱり楽しい。

以前にもパステルの残った状態のものを紹介しましたが、今回は箱だけ。
何に使うのだと聞かれると困ってしまうのだけれど、それはまあ野暮な質問ということで
なんとか考えましょう。

なにか、道具入れにできればよろしいのでは道具好きの古道具屋は考えます。


先日の「牧草のフォーク」、もう少し寄った画像も。
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by pointcinq | 2008-05-19 20:59 | 品物の紹介 | Comments(0)
牧草のフォーク
パリ蚤復帰戦は常にやや早く着きすぎる。
まだ業者も出揃わないうちから何度も行ったり来たりして目をぎょろぎょろとさせるのだけれど、
肝心の商品がまだ出ていないのだから仕方がない。カフェでも飲んでのんびり待つあいだに
いい物が出てないだろうなと思ったりするものだから、それはそれで落ち着かない。

これは一番遅くになっても誰も買わなかったかもしれない隅っこの下段に転がっていた。
アパートの下にある友人のギャラリーで撮影させてもらう。

ピカソの作品を思い起こさせるオブジェ。

角の優雅な曲線、意図したものにはない美しさ。

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by pointcinq | 2008-05-17 23:47 | 品物の紹介 | Comments(2)
ふた月 2
ふた月日本にいたということは、そのふた月はずっとパリを留守にしていたということになる。
すっとからだに馴染んでいる部分と、ややよそよそしいところから再出発する部分とがある。

一人歩き、自転車、メトロ、このあたりはすいすい。
フランス語、それを使って骨董市でのちょいとした駆け引き、それからスーパーマーケットでの
お買い物もどうも勘が戻ってこないところがある。
日常がまるっと入れ替わるというのはなかなか難しい。ふたつの人生を生きているようでも
あるし、どちらにも地に足が着いてないようにも思える。

あまり考えすぎると憂鬱になってしまうので、時差ぼけを利用して早起きし、ちょっと走ってから
ゆっくり朝食(やっぱりまだご飯と味噌汁)、そのあと骨董市と買い物、部屋を片付けてあちこち
掃除。長いあいだ留守にした部屋の汚れ方。ふた月かけてゆっくりと、静かに積もった埃は、
たとえば山の別荘の、たとえばピアノに積もったそれによく似ている。


夜は10時頃まで明るいので時差ぼけもあり調子が狂うのだけれど、明日からは週末。
早寝早起きして久しぶりの蚤の市にお出かけです。
by pointcinq | 2008-05-17 01:28 | 日々の暮らしから | Comments(2)
ふた月
パリを出たのが3月の14日だからそろそろまるふた月日本にいることになる。
いまだ行ったり来たりだけれど東京での暮らしもなんとかかたちになってきた。

ふた月。長かったのか短かったのか。

着いたときは桜もまだほんの蕾でしかなかったのだから、季節が巡るのを花や草木から
たくさん感じている。そう思うとこの春はたくさんの花を観た。千鳥が淵の桜からはじまり、
雪柳、ライラック、アメリカハナミズキ、ナンジャモンジャ、藤、ヤマボウシ、栗の花。

実家の庭の無花果もかなり大きくなってきたし、朴の葉も人間の顔くらいの大きさになった。
アゲハの幼虫がカラタチの葉にざっと見るだけで30匹はいる。その葉は要らないから
全部食べて大きくなれよ。

恐ろしいことに蚊も既にぶんぶん飛んでいるし、じきに入梅。
一年でも一番気持ちのよいふた月を日本で過ごして、さらに気持ちのよい6月のパリへ。
まったく申し訳ないのだけれど、楽しむこともまあ僕の仕事でもあるのではないかと
皆様に言い訳をしてひとまずさようなら。

次は6月末に東京に現れます。
by pointcinq | 2008-05-12 18:00 | Comments(4)