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当然次も陰性です
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自己隔離10日目に渋谷へ検査に行きました。ここ2週間でパリを含めて3回目のPCR検査。バイクで行きましたが、渋谷の繁華街に来るのはおそらくこの2年で初めてでしょうね。街そのものの構造が、特に南側はかなり変わっていて驚きましたが、目的地のマークシティ横から入って井の頭線あたりの猥雑さはまあそのまま。
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この突き当たりの白い看板、こちらが木下グループPCR検査場、2300円。安い。
同じ検査で2万円、3万円もざらにあるのに2000円も3000円もざらにあるおかしな世界です。なにがどう違うのでしょうか、説明が欲しいほどです。

そういえば、ここは唾液による検査でしたが、検査の前の食事や飲み物の指示はまったくありませんでした。直前にポッキー食べても正常に検査ができるんですかね。いやだなあ。

翌日、今日の午後、結果が出ましたとのメールが来て、検査の時に登録した木下のマイページで陰性とあります。これでこの自己隔離も終わりが近い。mySOSという帰国者監視アプリから陰性証明のページをスクリーンショットで撮ってアップロードして数時間後に上のような案内が来て、本当に本当におしまい。

それでこのMySOSアプリは削除しちゃっていいですか?GPSで自分の居場所を常に知らせているせいか、バッテリーの消耗がとても早いです。


# by pointcinq | 2021-12-05 22:54 | | Comments(1)
コロナ禍の海外旅行(フランス) フランス出国~日本へ帰国編
凱旋門のロータリーを抜けたあと、大規模な工事があり渋滞、その後のパリの外環高速ペリフェリックも渋滞で結構時間がかかるも無事に空港のレンタカーオフィスに到着。(前々回はここ、レンタカーの手前50mのところで事故して大変だった。。。)
ちょっとしたトラブルはあったが(ガソリン給油口の蓋が割れていて加工したりアルミホイルで蓋を作ったりしたこと、よくわからない警告灯が点灯し焦ったこと、のちにadblueという添加剤が切れていたことが判明。ちゃんと入れとけよ!)事故もなく無事にここまで来た。気持ちとしてもここまで来たー、というところだけれど、とにかくこの大量の荷物をチェックインするまでは気が抜けない。さらに今回は日本に帰国してからがまた大変なのでこの緊張がまだ続く。

カウンターで荷物を預け、超過料金を払い、荷物検査でいつものように止められて、いつものように中身をチェックされて、ラウンジでシャンパンとカップヌードル(笑)。いつもと違ったのはカウンターで書類のチェックがあったくらいですべてがいつも通り。帰りも機内はガラガラでした。乗ってすぐに税関申告用の書類とともに日本に入国用の書類が配布され、日本から持ってきた分と合わせて完璧にしておきます。その際、予防接種をどこで受けたかを記入する箇所があり、別紙参照の別紙が付いておらず皆混乱しましたが後に追加で配布され接種国「155」だったかな、これを記入して終了。字が小さすぎて老眼で見えず!最近老眼が進行しています。。。

機内では映画もほとんど見ず、2,3杯飲んですぐ寝る。相変わらず長いフライトのあと、いよいよ日本に到着しました。これが15時。ここからが長い!

まず、飛行機に付けられた通路を通って空港建物に入りますね。通常は荷物をピックアップしに行くところですが、[→ covid19 test]の指示に従って延々に歩きます。これは偶然だと思うのだけれど、空港の一番端に停まったJALの飛行機から反対側まで延々と歩く。ようやく検疫というかコロナのテスト場に辿りついたが、ここからまたQRコードを読み込んで記入、書類とパスポート、書類、書類、パスポート、と5か所くらいの関所を通ってようやく唾液によるPCR検査。試験管に漏斗を差し込んで、レモンの写真を見ながらしばし。そして提出し結果待ち。ここまでで着陸して約1時間15分。混んでいるので1時間くらいかかると言われた結果が30分ちょっとで出た。はいこれも陰性。嬉しいけど、そりゃそうだろという気持ち。それにここで陽性が出たとしてももう日本に着いちゃってるもんねという気持ちのほうが大きい。
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検査結果待ち


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一番向こうの青いANAのその向こうにJALが見えますか?あそこから歩いてきました


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誰もいない待ち合い


なんだか罪人のような気分でまた長い通路を歩き、荷物をピックアップして、通関を済ませた。次はここでレンタカー。
今回のコロナ、おかしなことはとにかくたくさんあるが、空港から電車バスはもちろんダメ、タクシーはダメ、ハイヤー、レンタカー、家族友人のお迎えはOK。レンタカーに乗るにはレンタカーのお迎えのバスに乗らなくてはいけないじゃないか。ツッコミどころが満載だけどもういいよ、もうすぐ家に帰れます。レンタカーのバスを待ち、僕の荷物が積み切れず一人また待ち、ようやく家に帰ったのは19時過ぎ。長い長い旅が終わった。ここから2週間の自宅隔離にはいります。長い!!
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【後記】
ある程度の困難というか煩雑さは覚悟していたので、おおざっぱにメモしておいたことをいまこの14日間の自己隔離中に書いています。荷物を解きながら、思い出したことをさらにメモしていますが、あらためてなかなか大変な経験だったなと思うわけですね。僕は2年ぶりの仕入れで、もう絶対ここで行かなくちゃ、という強い気持ちがありましたが、それでも「あー、やっぱりこういう時は来ちゃいけないんだ」と思ったものです。外国でコロナに感染した場合のリスクが高すぎるんですね。このリスクを背負って、自分にとってのメリットと天秤にかけて覚悟してやってきたつもりでしたが、日本とはあまりに違う衛生観念とリスクを目の当たりにして、ちょっと甘かったかなとも思ったことを告白します。それだけにちゃんと無事に帰ってこれてよかった。大袈裟ですがそう感じます。

先ほど(11月29日午後)、新変異ウイルス「オミクロン株」の新しいニュースが入ってきています。ベルギーやオランダで新しい感染者が出ているので、フランスでも見つかるのは時間の問題でしょう。日本政府は全世界からの新規外国人の入国停止を発表しました。これがあと数日早かったら、僕らの入国もこれとは全然違うものになっていたでしょう。入国はできてもアパホテルに送られていた可能性もあります。本当にここしかないというタイミングで仕入れができた気がします。

あとは14日間の自己隔離。
出発前に14日間から10日間になった、さらに3日間になった、という嬉しいニュースがあったものの、それにはまず再度のPCR検査をしたうえでの陰性証明が必要であり(当然自前で)、3日間なんて言うのは大企業や官庁に勤める人だけに配布される書類があっての話だった。検査して陰性証明が出るのは翌日だということを考えると、2日間短縮するだけに1万円ちょっとの検査をするのもなんだか馬鹿らしいし、その3日間に短縮できるという書類ってどういうことだ。大企業の方はなにか特別な免疫があって3日後に検査して陰性なら世に出てもいいのか?開いた口が塞がらない。
そんな書類のない僕は、空港で入れさせられたアプリ(もちろんGPS入り)で毎日居場所の連絡をして、不定期にテレビ電話がかかってきては30秒自分の顔を映し、真面目に自宅で商品のメンテナンスをしています。理不尽な世の中です。
あ、スマートフォンを持っていない方はどうするのかというと、「そういう場合はスマートフォンを自費にてレンタルします」という誓約書にサインをさせられていますので、空港でもれなくレンタルしていただきます。スマートフォンを使ったことがない方が先述した様々なことをそのスマホで入力してやらなくちゃいけないわけですから、それは想像を超えるくらい大変なことだと付け加えておきます。できるわけないでしょ!

長い体験記、読んでいただき感謝です。メルシー。


# by pointcinq | 2021-12-01 12:00 |
コロナ禍の海外旅行(フランス) フランス出国編
2年ぶりのフランス仕入れ、車に積めなくなり、途中で2箱送るくらいに、お金が足りなくなるくらいに買った。梱包もほぼ済ませた。あとは、あとは検査である。出国72時間前の陰性証明を取るべくPCR検査である。前回の最後にも書いたけれど、これで陽性が出たら僕はもう終わりなのです。

検査は2週間前にパリの友人に予約を入れてもらったオペラ座近辺。オペラ座からセーヌ河(ルーブル美術館)に向かった左手、いわゆる日本人街にあるbio groupのラボだったが、とにかく初めての経験は勝手がわからず緊張する。
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予約した9時の5分前に指定住所の前に行くとすでに3人くらいが並んでいる。なんだかわからないのでとりあえず並びながら前にいる人に聞く。わからないことはとにかく何でも人に聞くのが一番。北欧人らしきその女性もよくわからないが中の人に聞いたら順番を待てとのことだったので並んで待っているとのこと。予約した時間はただの目安に過ぎず、結局は並んだ順にしか物事は進まない。受付の窓口は2つか3つかが流動的になっていて、ものすごくゆっくりと一人ずつ進み、ひとりがラボを出ると一人が中に入ってまた待つ、順番が来たらカウンター。カウンターではまずパスポートを出してメールアドレスを記入する。その情報を係の方が打ち込んでいき、なにかをしている。それに結構な時間がかかり、そのあとに43ユーロの料金を支払う。「おつりが少ないからカードで払ってくれ」とのこと。こういうのは本当にまさにフランスというかフランス人そのもの。そして個室に呼ばれて、あの、あの僕の嫌いな鼻の穴に棒を入れられる。これで終了。ラボを出たのが9時30分だったので、並んだ時間ぜんぶを合わせて30分ちょっとですべて済むことになる。

その日の夕方には結果が記入したメールアドレスに送られてきた。パスワードでロックされたPDFを指定されたパスワードで開いて結果を見るのだが、これがなかなか緊張する。なんせ陽性だったら日本には帰れないからね。こんな風に「国に帰れないかもしれない」という経験は今までになかったタイプの緊張を生むのだ。めちゃくちゃ注意を払って予防に努めたとはいえ、空気感染しちゃったらそんなのは何の意味もなくただの運だ。レストランの隣で咳をしまくっていたあのおじさんが陽性だったら、、、などと考えるとキリがない。時差ボケで眠れないホテルの夜に考えるのはそんなことばかりなのです。
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来ました、Negative 晴れて陰性。この旅で一番緊張が緩んだ時間だったかもしれない。

夜は気持ちのよさそうなレストランで生ガキとよく冷えた白ワインで乾杯をした。これで日本に帰れます。

翌日、ホテルをチェックアウトして車でオペラ座に向かう。パリの街でここ数年で一番大きく変わったのは道路だと思う。普通の道路だったものが、自転車専用、バス・タクシー専用になり、道路脇の駐車場もVerib(貸自転車)や電動スケーター、電動バイクの駐輪場に場所を奪われているし。2024年のパリオリンピックに向けて、この流れはさらに加速していくだろう。どこも大変だ。。。ピラミッドの地下に車をとめて昨日のラボに「日本国政府指定の陰性証明用紙」これを持ちこんで必要事項を記入してもらい医師のサインをもらう、これがないと日本には帰れないと何度も言われている。

ちなみに、ですが、ちょうどその頃にオランダから帰国した友人がいて、そのあれこれを先に聞いていた。オランダではこの「日本国政府指定の陰性証明用紙」にサインしてくれる医師がおらず、どうしてもこの書類の準備ができなかった、と。内容もわからない書類にサインできない、というのが医師の言い分らしいがこれは英語でも表記がある上にサンプルもあるはず。その事情はちょっと理解できなかったが彼はなんと普通に帰国できましたとのこと。それどころか、帰国した日本のスタッフはその「日本国政府指定の」書類がなんであるかすら理解していないという状況だったそうだ。何のためにものすごい努力をしてこれを書いてもらおうとしたのか、どうしようもなくダメもとで「帰国できないかもしれない」状況で空港に向かう心境がお前らにはわからないか!!友人ごとながらめちゃくちゃに腹が立ちました。

はい、話をオペラ座近くのラボに戻します。今日もまた並びます。書類だけだからと思って中で聞いてみても「とにかく並んで」のひと言。また15分くらい並んで順番を待つ間、後ろに並んだ日本の方の経験談ではこのbio groupの違う支店(ラボ)ではやはりこの「日本政府指定の」を作ってもらえず、こちらに来ているとのこと。そういえば、ホテルのすぐ前にも支店があったがあそこでもそうなのかもしれない。やはりここはパリの中でも一番に日本人のあつまるエリアだけに対応も慣れているのだなと実感。
もう一つ、日本人が行く施設としてはパリ・アメリカンホスピタル(オピタル・アメリケン 通称アメホス)というのがある。ここは日本人の先生もいるので、在パリ日本人にはおなじみで何か病気をしたらここ、ということで有名だがその料金の高さでも有名です。ここだと検査と書類で100ユーロちょい払ったとの情報です。どちらでも便利なほうでどうぞ。

ついに書類もできた。せっかくなのでシャンゼリゼ大通りから、世界でも最も難しいと思われる凱旋門のロータリー(※)を通って空港へ向かいます。

つづく
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右下がシャンゼリゼ通り、空港へはその反対側の道に出る必要があります。反対側に出られるトンネルもありますが今回はあえてこのロータリーを通ってみます。


(※)
このロータリー交差点は反時計回りで車線は無しですが10車線分は優にあります。入ってくる車、常に右側の車が優先です。
たとえば、直進方向(180度先)の出口から出たい場合、ノーブレーキで交差点内に入り、中心まで他の車を気にせず進みます。ある程度、近づいてきたらだんだんと右に寄っていき、出ます。この際、自分の右側に車がいる場合はほとんどの場合は同じところで出ていくのでかぶせて出てOKですが、たまにどんくさい方が一番外側をゆっくり回っていたりするので注意が必要です。

# by pointcinq | 2021-11-30 12:00 | | Comments(0)