久しぶりにパリに戻って4日目、まだなんとなくよそよそしく感じられるおパリであります。
マルシェの野菜を見ても、料理の想像力がさっと閃かない。
友人からいただいたカップに入った春雨スープなどが本領を発揮するのは、案外こんな
状況下なのですね。みなさんいつも差し入れありがとうございます。
よそよそしいのは生活のほうでして、本業の買付けほうは僕を待っていてくれたかのごとく好調。
このペースで行くと、あっという間に資金が底をつくのでないかと思われるますが、
こんな状況がいつまでも続くわけでないことも大人になるとだんだんわかってくるわけですね。
この週末からはちょっと遠出してイタリアに出かけ、新規開拓に乗り出します。
なにが出るやら、出ないやら、それよりもまず、どんな旅になるのでしょう。楽しみです。
今日のひと品は変り種の器。初めて目にするかたちです。
1800年代中ごろから終わりごろのものであるとは思うのですが、刻印読めず、使途読めず。
謎の多い器ゆえ、眺めていて飽きることがありません。