先日のガラス瓶から、作品集を挟んで砂岩のインク瓶、もひとつ変わり種ボトルを。
南仏の業者市で、売主もよくわからないものとして仕入れた革巻きのガラス瓶。
どうもフランスのものではないのではという疑念があったわけですが、先回の目白コレクションで
大先輩が教えてくれました。瓶はイラン。でもイランにはこういう革で巻いたものは無い。
ということで、イランからフランスに渡り、フランスで革巻きされ水筒として使われたのではという
仮説をたてました。おそらく、いい線でしょう。時代は19世紀の初頭といったところか。
革はがしがしのごわごわになり、縫い目はほつれているところもありますが、ガラスと革、
イランとフランスというまったく異なる素材と文化が組み合わさりの妙。ブラボー。
高さ29cm 横幅2cm 厚み10cm 売約済み