2月も終盤に入りましたが、まだまだお寒うございますね。
日曜日の骨董市も寒かった。久しぶりに味わう寒さに、ひとり修行のような心境でした。
特に、東京駅側はビル風が抜けて大変でしたね。業者さんも来ていただいたお客さんも
お疲れ様でした。ありがとうございました。
それでもまあ骨董市というのは楽しいものです。店には店の楽しさがありますが、
骨董市ならではの思いがけない出会いや別れ(モノとの話です)があります。
この左のデコイ、今回の骨董市に並べてみたのですが、手に取られることは多いことは多い。
でも、ぞんざいに扱われることが多かったので僕もちょっと怒ったりして。
こういう何気なさそうで壊れやすくて、でもそうは見えないものはもう少し置き場所と方法を
考えなくちゃと思ったわけです。反省反省。
右のは先日の神戸でイベントをさせていただいたときに、向かいのトリトンカフェでイベントを
されていたオートマタ(※)作家の原田和明さんの作品"Decoy"。ハンドルを回すと
ゆっくりとデコイが上昇し、あっと驚く仕掛けがあります。シュールで静かなユーモアです。
ひとり夜中にかたかた遊びます。男って、こういうもの好きよね。
(※)オートマタ(Automata)」とは、西洋のからくり人形のこと。
その原田和明さんと世界のオートマタ作家さんによるイベント
「からくりワンダーランド」が
3月に山口県防府市で開催されますのでお知らせ。
右のデコイは非売品。
左のは約27×13×15cm。19世紀フランス、コルク製。 60,000-