古瓶の残欠 オランダ17C-18C.



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今回の旅では、いつも行く南フランスをパスしてパリとその北側、ベルギーとオランダを
回ると決めて動き回った。慣れているフランスとは国民の性格も商品も本当に大きく異なることに
いまさらながら驚くのです。特に今回はオランダ人の生真面目さというか、馬鹿正直さというか、
そんなものが新鮮でおかしくてたまらなかった。少し前に観た『星の旅人たち』という映画に登場する
オランダ人を思い出してしまった。これ、いい映画なのでぜひ。

制限時速90kmの高速道路で5車線みな同じ速度で走り続けるオランダ人。
骨董市会場の売店に売っているメニューの乏しさ、それを毎日食べるオランダ人。
そこで半分近くの人が家からサンドイッチを持ってきて食べるつつましさ、ほとんど誰も酒を飲んでいない!
価格は75ユーロ、115ユーロなど、5刻みが大好き、中でも1.75とか75とか、75が大好き。
初めから真面目プライスなのか、あんまりまけてくれない。ひとつ7.5ユーロで8個あるとして60ユーロ、
そこをなんとか50にしてと言っても、「60は60」もしくは例の「5刻み」で55ユーロというところ。

どれもこれも、いい加減なフランス人(ラテン人)からは想像もつかない堅物ぶりなのでありますね。
国籍別ネタで数多くのネタを持つ(持たれている)オランダ人だけの事はあります。あー面白い。

まあそんな中でまた面白いオランダの骨董をいろいろと見させていただきました。
本当はこっちのほうが面白いわけです。

画像は古い瓶の残骸。
御存じ、オランダは海抜の低い国ですから(オランダで一番海抜が高いところが322m!)
彼方昔より水害に悩まされ、運河を中心に国づくりをしてきたわけですが、作っては壊れ、壊れては
また作る運河にはたくさんの古いものが沈んでいるわけなのです。そういうものが発掘というか
掘られて出てくるわけなのです。

古い瓶でも完品となればワタクシのような若輩者にはなかなか手の届かない逸品。
それではこんな残骸となれば、買えてしまうのですね。

長期間埋もれてあいだの銀化がすごい。触るとパラパラと落ちてくるくらいすごい。
これはスプレーのりのようなもので固めることもできるそうですが、いまはあえてこのまま。
300年から400年の堆積のなせる業であります。

ひとつ6,000- 在庫:dとeのみになりました

お問い合わせ miyawakimodern@gmail.com

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もうひとつ、お知らせ。

先日少しお伝えしていましたが、12月21日(土)~23日(月・祝)の3日間、
奈良にあります秋篠の森・ギャラリー月草にて展示会を行います。

21日(土)は僕の選んだ器を使い、料理家の細川亜衣さんにお越しいただき
料理会を開きます。昼の部と夜の部それぞれ12名限定です。

どうぞよろしくお願いいたします。         Web詳細はこちら



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宮脇 誠 × 細川亜衣 展

【開催予定のイベント】 12月21日(土)~12月23日(月) 秋篠の森 月草にて

宮脇誠
フランス古道具展

12月21日(土)- 23日(月・祝) 作家全日在廊

宮脇誠さんはパリに10年暮らし、日本とパリを行き来する中で、
様々な美しい道具に出会ってこられました。
暮らす中で、時間をかけて選び抜かれた古道具が並びます。
会期中は、宮脇誠さんもいらっしゃいます。
物にまつわる楽しい話をたくさん聞いていただけることと思います。
是非、ご覧ください。



細川亜衣/料理会

12月21日(土)

昼の部 12:00~14:00
夜の部 18:00~20:00
料金10,000円 各回12名 予約制(0742-47-4460月草まで)

宮脇誠さんが集めてこられた器を使用した、料理会をいたします。
今回使用する器はすべてオークション形式でご購入が可能です。
亜衣さんの料理をお召し上がりいただきながら、器を選ぶ楽しさを味わっていただけたらと思います。



■ 会期中 月草カフェオープン
  12/22(日),23(月・祝) 11:00~17:00 硝子の小屋にて






 
by pointcinq | 2013-12-06 15:42 | 品物の紹介 | Comments(0)


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