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lampe GRAS 204/205


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とてもベーシックなGRASが2台。
左が204(RAVEL表記)、右が205というのですが、まあ名前はどうでもよろしい。

先日、一台のGRASを修理する機会があり、久しぶりに分解してみました。

シンプルで壊れにくい、しかも美しい。
なぜこのランプが今日に至るまで愛されているのかをあらためて知ることになりました。

左はオリジナルの薄いグリーンに白をペイントしたもの。この薄いグリーンがフランスの
オフィス用品などで流行したのは50年代あたりですから、そのくらいの時代かなと思います。
フランスものというのは同じプロダクトに年代の"目印"がない(ものが多い)ので、正直言って
推定するしかありません。

GRASだ、RAVELだとの区別(差別?)も世界的には全くなく、日本だけの妙なオリジナル指向かな
と思えます。

そういえば、少し前まで芸術新潮に連載していた雜賀雄二さんの「ランプの肖像」、
これが素晴らしかったですね。本になってくれるのを待ち望んでいます。
GRASも何度か逸品が登場しましたが、確か最終回でこのGRASが最終的にJieldeに
駆逐されてしまった、という説をとても興味深く読ませていただきました。

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コードの古いものは危ないので交換してしまいます。
画像上の茶色は日本のもの、やや太めです。下はヨーロッパのもの。
現在この2種の在庫があります。(上500-/m 下1000-/m)

当店ではその他、ソケットやコード、スイッチ、コンセントプラグ、電球の交換などの
メンテナンスのご相談も承ります。よろしくどうぞ。


お問い合わせ miyawakimodern@gmail.com
      
by pointcinq | 2014-06-17 13:01 | 品物の紹介 | Comments(0)


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