7月になりました。
まだまだそんなに暑くないので元気です。

夏は南フランスの田舎で別荘を借りるか、キャンピングカーを借りて、あちこち走りながら
ツール・ド・フランスを追いかけつつも骨董市を追いかけて、木陰で冷えたロゼワインとサンドイッチを
楽しんだりしたいものです。昔はぱっと出来たんだけどな、今となっては遠い日の花火である。

限られたスケジュールになるべく多くの仕事（仕入れ）を詰め込むので、情緒に欠ける。
色気もなく、ときに食い気もわかないような辺鄙なホテルで黙々と梱包作業に追われ夜が更ける。
いつかね、またゆっくり旅をしよう。

ということで、思いを南仏に馳せ、とても南仏らしい器をひとつ。
サラダなどの水切りに使うためのもの。
もっと穴があったら、と思うのだけれど、この軟質陶器では強度的にこの穴の数で目いっぱい
ということなんでしょう。後のホーロー製品などに比べると圧倒的に少ないですね。

面白いのは、後ろの面にいい加減に掛けてある釉薬。高台内にもしっかりある。
これはやっぱり穴を補強するためのものと考えていいのでしょうか。それにしても、微妙な掛けで
ありますね。

サイズは直径28.5cm、高さ9.3cm。
果物や土のついたままの野菜を盛っても面白いと思う。　　　　　　　　　　　40,000-


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