ERCUIS エルキュイのシルバーのカトラリー。
Chiristofleクリストフルと並ぶ銀器の2トップメーカーです。
よく、これは純銀ですか?と聞かれますが、どちらのメーカーも基本的に銀メッキです。
世の中に流通している食器類、カトラリーも特殊な物を除くとほぼ銀メッキです。
メッキと言うと安っぽく聞こえるのでシルバープレートと言いますが、同じです(笑)。
ですが、この2トップメーカーのメッキは約40ミクロンの厚さがあり、ヨーロッパの家庭で
毎日使っても子供の代までハゲることがないと言われています。
ついでによくある質問。
・すぐに黒くなりますよね?
・大きすぎませんか?
銀は酸化ではなく、硫化によって黒くなります。
通常の使用の場合、お宅が温泉地にあるのでなければ多少のくすみは当然ありますが、
真っ黒になるような事はありません。
大きさですが、これで長さ約20.5cmです。
日本の一般的なスプーンよりひと回り大きいかもしれません。
ですがこれを見てつい「デカっ!」と口走ってしまうあなたのスプーン観はカレーライス🍛を
基準にしすぎているかもしれません。スプーンは毎回パクッと口の中に入れる必要はないのです。
日本のレストランでもみなこのサイズです。問題ありません!
と、まあ長文になりましたが、この手、カトラリーとしても最も古いデザインのひとつで、
僕も1番好きなモデルです。デパート6Fあたりの食器売り場では1本10,000円くらいで
販売されていますので、こういったちょい古や例えば19世紀の物を買ったとしても、
とてもお買い得だと思うのですがいかがでしょうか。
あ、それでももし1年使わずにおいてしまって黒くなったら、鍋に全部入れて、塩を少々、
それにアルミホイルを適当に切って沈め、一緒にグラグラ沸かしてください。
電気分解の作用でピカピカになります。