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ごみを買わない

近所の家が取り壊されているのを見た。
ちょっと待てよ、これって出来て15年くらいの家じゃないか?

日本の家の耐久年数というのが30年から40年くらい、これでも世界平均からすると
格段に短いものなのだが15年というのはあまりにも短い。
大きな重機でばりばりと音をたてて壊されていく家の内臓のようなものが見える。
新建材とベニヤとアルミサッシ、それに壁紙。そんなものばかりの哀しい内臓に見える。

高温多湿の上に地震まであるのだから、耐久年数が世界的に短いというのはわかる。
だがそれにしてもだ、建材のお粗末さというのはなんとかならないものか。
古くなってさらに美しくなっていくものがあまりにも少なすぎる。
実際にその壊される家から再利用されるものはたぶん一つも無いのだと思う。

自分が何かを買うときに、例えばそれが新しいものであっても、使って古くなっても
美しいもの、というのを基準にしようと心がけている。
それをいつまでも誰かに大事に使って欲しいなどと大それた気持ちはないけれど
すぐに捨てるようなものを買いたくない。

買った瞬間にごみになるようなものが多すぎる。



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by pointcinq | 2006-08-18 16:49 | 日々の暮らしから | Comments(1)
Commented by syani2 at 2006-08-18 17:52
地震があるせいでもあり、また無常観の美意識によるのもからくる、どうでもいいやかな。でも昔の民家は(とはいえ庄屋クラスですが)しっかりしたいい物がありますよ。


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