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コロナ禍の海外旅行(フランス) フランス出国~日本へ帰国編
凱旋門のロータリーを抜けたあと、大規模な工事があり渋滞、その後のパリの外環高速ペリフェリックも渋滞で結構時間がかかるも無事に空港のレンタカーオフィスに到着。(前々回はここ、レンタカーの手前50mのところで事故して大変だった。。。)
ちょっとしたトラブルはあったが(ガソリン給油口の蓋が割れていて加工したりアルミホイルで蓋を作ったりしたこと、よくわからない警告灯が点灯し焦ったこと、のちにadblueという添加剤が切れていたことが判明。ちゃんと入れとけよ!)事故もなく無事にここまで来た。気持ちとしてもここまで来たー、というところだけれど、とにかくこの大量の荷物をチェックインするまでは気が抜けない。さらに今回は日本に帰国してからがまた大変なのでこの緊張がまだ続く。

カウンターで荷物を預け、超過料金を払い、荷物検査でいつものように止められて、いつものように中身をチェックされて、ラウンジでシャンパンとカップヌードル(笑)。いつもと違ったのはカウンターで書類のチェックがあったくらいですべてがいつも通り。帰りも機内はガラガラでした。乗ってすぐに税関申告用の書類とともに日本に入国用の書類が配布され、日本から持ってきた分と合わせて完璧にしておきます。その際、予防接種をどこで受けたかを記入する箇所があり、別紙参照の別紙が付いておらず皆混乱しましたが後に追加で配布され接種国「155」だったかな、これを記入して終了。字が小さすぎて老眼で見えず!最近老眼が進行しています。。。

機内では映画もほとんど見ず、2,3杯飲んですぐ寝る。相変わらず長いフライトのあと、いよいよ日本に到着しました。これが15時。ここからが長い!

まず、飛行機に付けられた通路を通って空港建物に入りますね。通常は荷物をピックアップしに行くところですが、[→ covid19 test]の指示に従って延々に歩きます。これは偶然だと思うのだけれど、空港の一番端に停まったJALの飛行機から反対側まで延々と歩く。ようやく検疫というかコロナのテスト場に辿りついたが、ここからまたQRコードを読み込んで記入、書類とパスポート、書類、書類、パスポート、と5か所くらいの関所を通ってようやく唾液によるPCR検査。試験管に漏斗を差し込んで、レモンの写真を見ながらしばし。そして提出し結果待ち。ここまでで着陸して約1時間15分。混んでいるので1時間くらいかかると言われた結果が30分ちょっとで出た。はいこれも陰性。嬉しいけど、そりゃそうだろという気持ち。それにここで陽性が出たとしてももう日本に着いちゃってるもんねという気持ちのほうが大きい。
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検査結果待ち


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一番向こうの青いANAのその向こうにJALが見えますか?あそこから歩いてきました


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誰もいない待ち合い


なんだか罪人のような気分でまた長い通路を歩き、荷物をピックアップして、通関を済ませた。次はここでレンタカー。
今回のコロナ、おかしなことはとにかくたくさんあるが、空港から電車バスはもちろんダメ、タクシーはダメ、ハイヤー、レンタカー、家族友人のお迎えはOK。レンタカーに乗るにはレンタカーのお迎えのバスに乗らなくてはいけないじゃないか。ツッコミどころが満載だけどもういいよ、もうすぐ家に帰れます。レンタカーのバスを待ち、僕の荷物が積み切れず一人また待ち、ようやく家に帰ったのは19時過ぎ。長い長い旅が終わった。ここから2週間の自宅隔離にはいります。長い!!
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【後記】
ある程度の困難というか煩雑さは覚悟していたので、おおざっぱにメモしておいたことをいまこの14日間の自己隔離中に書いています。荷物を解きながら、思い出したことをさらにメモしていますが、あらためてなかなか大変な経験だったなと思うわけですね。僕は2年ぶりの仕入れで、もう絶対ここで行かなくちゃ、という強い気持ちがありましたが、それでも「あー、やっぱりこういう時は来ちゃいけないんだ」と思ったものです。外国でコロナに感染した場合のリスクが高すぎるんですね。このリスクを背負って、自分にとってのメリットと天秤にかけて覚悟してやってきたつもりでしたが、日本とはあまりに違う衛生観念とリスクを目の当たりにして、ちょっと甘かったかなとも思ったことを告白します。それだけにちゃんと無事に帰ってこれてよかった。大袈裟ですがそう感じます。

先ほど(11月29日午後)、新変異ウイルス「オミクロン株」の新しいニュースが入ってきています。ベルギーやオランダで新しい感染者が出ているので、フランスでも見つかるのは時間の問題でしょう。日本政府は全世界からの新規外国人の入国停止を発表しました。これがあと数日早かったら、僕らの入国もこれとは全然違うものになっていたでしょう。入国はできてもアパホテルに送られていた可能性もあります。本当にここしかないというタイミングで仕入れができた気がします。

あとは14日間の自己隔離。
出発前に14日間から10日間になった、さらに3日間になった、という嬉しいニュースがあったものの、それにはまず再度のPCR検査をしたうえでの陰性証明が必要であり(当然自前で)、3日間なんて言うのは大企業や官庁に勤める人だけに配布される書類があっての話だった。検査して陰性証明が出るのは翌日だということを考えると、2日間短縮するだけに1万円ちょっとの検査をするのもなんだか馬鹿らしいし、その3日間に短縮できるという書類ってどういうことだ。大企業の方はなにか特別な免疫があって3日後に検査して陰性なら世に出てもいいのか?開いた口が塞がらない。
そんな書類のない僕は、空港で入れさせられたアプリ(もちろんGPS入り)で毎日居場所の連絡をして、不定期にテレビ電話がかかってきては30秒自分の顔を映し、真面目に自宅で商品のメンテナンスをしています。理不尽な世の中です。
あ、スマートフォンを持っていない方はどうするのかというと、「そういう場合はスマートフォンを自費にてレンタルします」という誓約書にサインをさせられていますので、空港でもれなくレンタルしていただきます。スマートフォンを使ったことがない方が先述した様々なことをそのスマホで入力してやらなくちゃいけないわけですから、それは想像を超えるくらい大変なことだと付け加えておきます。できるわけないでしょ!

長い体験記、読んでいただき感謝です。メルシー。


by pointcinq | 2021-12-01 12:00 |


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