ふたたびバスティーユへ。初日にはすでに仕舞っていて見ることのできなかったスタンドで
美しいマヌカンを手に入れる。
キュビズム、そしてバウハウスの影響も見てとれるこのデザインは1900年~1920年の
フランス製で、首の部分の1本のビスを除いて(これは補修したものなのかもしれない)
すべて木でできている。
この手のマヌカンはほとんどがイギリス製である中、フォーブル・サントノーレ通り
(Rue de Faubourg St.Honore,Paris)の住所の入った紙のエチケットがかろうじて背中に
残っているのも嬉しい。このマヌカン、パリジャンなのだ。
ポケットの中と財布の中のお金を全部かき集めてなんとか支払うと、Bravo!の声が
上がる。売っている兄さん、この人もこのマヌカンが大好きなのである。
自分の気に入っているものを、同じく気に入って買っていただく、というのは非常に嬉しい
ものなのだ。よくわかるな。
おかげさまで
ランキングまた上がってきました。どうもありがとう。
宮脇モダンHP http://miyawaki.biz
『古くて美しいもの』 たくさんあります。 Mail
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