銀のスプーンと金属片
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まったく使いみちのわからないモノとの出会いもまた、骨董市の醍醐味であるように思う。
忘れられた箱の中の、さらに忘れられた箱の中にひっそりと入っていた、というよりは
「落ちていた」薄い金属片。こうしてちりばめた感じが美しい。

薄く繊細な19世紀の純銀のスプーンは、良い物があればというペースでこつこつと集めて
きたもの。先回の東京でまとめて売れてしまったので、また1本目から集めなおす。
その最初の1本。

銀のスプーンは使い始めるとよくわかるのだけれど、柔らかく温かみを感じる口あたりが―
食感と呼んでもいい、ステンレスのそれとはまったく違い、癖になる。

Unis Plat(ユニプラ)と呼ばれるこのシンプルで美しいかたちが僕の一番好きなスプーンで
18世紀よりパリで親しまれたことからVieux Paris=Old Parisとも呼ばれているし、
クリストフルChristofleではClunyという名前で現在も売られている。

今週からパリにも本格的な寒さが降りてくる様子です。
by pointcinq | 2007-01-16 00:01 | Comments(2)
Commented at 2007-01-18 23:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pointcinq at 2007-01-19 02:06
そうですか、お待ち申し上げていたのですよ。
だがしかし「猛反対」があったのでは仕方がないですね。
また6月もああいうかたちで展示会をさせていただくことになっています。
そのときもまたどうぞよろしくお願いします。


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