偶然に通りかかった店のディスプレイとして使われていたものを無理を言って譲ってもらう。
19世紀中ごろの黒い小さな木箱。この鍵付きの箱に当時、誰がなにを入れていたのだろうと
思いは遠くへ。こういう感覚は、空を飛ぶものに近いと思う。Google Mapみたいに。
手持ちの小さな鍵束で開けようと試みるも、すべてサイズが合わず。
と、翌日、なぜか鍵が開いていた。
このアトリエでは不思議なことがたびたび起こる。
暖冬のヨーロッパに、ついに本物の冬が来たようです。来週からのパリはコレクションの
シーズン。パリにいらっしゃる方、あたたかくしていらして下さい。