縁あってドゥ・マゴ文学賞というフランスの大きな文学賞の選考会と授賞式を兼ねたもの、
そしてそのあとの昼食会にお招きいただいた。
もちろん初めての経験であったので、緊張が先にたち雰囲気を楽しむところまではなかなか
到達できなかったものの、やはり未知の世界を垣間見たという満足でいっぱいだった。
パーティーという席、次から次に初めての人と会い名刺を交換したり、お互いの仕事のこと
あれこれ話してまた次の人。これがなかなか大変で上手くできない日本人的なワタシ。
昼から夕方近くまで続いた一連の宴ですっかり酔ったので、近くにある
友人のギャラリーで
油を売って、ドラクロワ美術館の前を通って帰る。
サンジェルマンで一日過ごしたことになる。パリは美しい街だなとつくづく思った。
こちら、ご本人にいただいた
Bunkamuraドゥ・マゴ文学賞受賞作
『買えない味』 平松洋子著
切れ味良く、表現豊かな平松さんの
文章は文末の数行にぐぐっとエスプリが
きいていて気持ちよいほど。
旨い物好きは是非、一読あれ。