この1週間、ずっと刷毛を手に黙々とペンキを塗ってきた。
学生時代にも一度も出来たことのないタコが指に出来かけた。
髪は白髪のようになった。首も腰もがくがくになった。
明日はどこをどう塗ろうかと眠れない夜が続いた。
そして、昨日の「天井の梁の間」を終えて、すべてのペンキ塗りが終了。
昨日の様子をちらりと。
これは一昨日、塗り始めたときの状況。
登り始めた山があまりにも高いものであることに気がつき、今ならまだ戻っても
何事もなかったかのように振舞える、と未練がましくうしろを振り返った状況。
高い高い山に登って後ろを見てごらん♪と歌いながらすべてを塗り終えたあと。
これでペンキ塗りは終了。
肝心の引越のほうは、毎日「現場」に向かうときバス、もしくは徒歩で(キャスターを
使って30分)少しずつ少しずつ蟻のように運んでいるのですね。
問題は分解してもセミダブルサイズのコンパネと枠が残るベッドをどう運ぶか。
縦に立てた状態で下に4つのキャスターをつけコロコロとまた徒歩で運ぶ、というのが
今のところの最高の案。
今日はバスルームの工事と片付け、できれば家と現場を何度か往復、夜はアトリエに
残っている荷物を友達のクルマ運転でささっと運ぶ。まるで夜逃げである。