長いあいだ探していて、見つけたとしてもそれは恐ろしく高くて、なかなか手に入れられなかった
フルサイズのマヌカン。時代は1800年代の中頃、ナポレオン3世様式と呼ばれるもの。
女性のマヌカンはその時代のモードによってその姿を大きく変えるけれども、男性ものは
今日のものとほとんど変わらない。大きく異なるのはその丁寧なつくりだろうと思う。
金のトップの飾り(真鋳製)、木製のブーツ、上品なボディライン、そしてこの木製の指。
ボディの黒と首から胸元のビロードの組み合わせもまさにこの時代を象徴している。
去年の
子供のマヌカンも素晴らしかった。
一昨年の
デッサン用のマヌカンも泣けた。
この人にはしびれたけれど高くて買えなかった。
まとめて展示してみたいなあと夢見る無いものねだりのこの頃である。
お尻がまた良いのだけれど、これは見に来てくれた方だけに取っておきましょう。
問題は、これをどうやって飛行機に乗せるか。非常にアタマが痛いところです。