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古物バトン
ロワゾブロカンテでのミヤワキ展、たくさんの方々に来ていただきましてどうもありがとうございました。
まずは御礼申し上げます。

そこのすぐご近所、INTIDYの柏原さんからバトンを渡すとのご通達をいただいたのだけれど
それがどのように「渡される」ものなのかよくわかっておらず、片付けなどが忙しいのもあって
遅くなりました。なにかが送られてくるわけじゃないのね、そりゃそうだ。

では、ひとつずつ答えてみます。


1、古物との出会い、きっかけは?

きっかけ、ですか。祖父母も古いものが好きだったし、父もそうだった。
特にきっかけというのはなく、身の回りには古いものがなんだかいっぱいあった。
自分でなにかを買う年頃になったときに、ライターを最初に買ったのではないかと思う。
古い道具で火を点けて煙草を吸う。こういうことに喜びを見出す変わったところのある
高校生だったはず。
まさか、それを仕事にしてしまうだなんて、当時はもちろん考えてもいなかった。


2、古物のどこに惹かれますか?

どこにと言われても説明しにくい。
ただ、それまでの物語のようなものを考えてしまうと非常にいとおしい存在になってしまうのは
確かだと思う。現在までに残ってきたものというのは、なんらかの力があってここまで残って
きたわけでして、それがたまたま僕に見つけられたというのは縁ですな、などとも。
僕が壊したらそこでこのものの人生が終わってしまうという責任というか、すこし背筋が伸びる
ような緊張感もいい。ただ、よくものは壊しますが。


3、古物をアナタはどの様に楽しんでいますか?

ガラス、食器、銀器、照明、家具、その他オブジェ、洋服も含めて新しいものと古いものが
めちゃくちゃに混在している感じ。こういうのは楽しい。
蚤の市でそれを探したり、街角で拾ったりしてうちに持って帰り、あれこれ飾ったり使ったり
そろそろいいかなと思うと手放したり、それも骨董屋の醍醐味。


4、古物を通して出会った人はいますか?

そりゃもうたくさん。古物を買って売るのが仕事なので、仕事に関わる方々はお客様も含めて
皆そう。今、このブログを見ているあなたもそのひとり、というわけだ。


5、大事な古物を一つ見せて下さい。
6、そのエピソードを聞かせて下さい。

大事なもののひとつ。と言ってもなんなのかよくわからないものなのだけれど、
もともと祖父母が持っていた瓶。子供の頃から気になっていた。
そんなに60年代とか70年代のそんなに古くない北欧の作家ものではないかと思う。
このあいだ、実家のトイレにおいてあったのを持ってきた。

古物バトン_f0074803_19361487.jpg




7、古物好きを一人、次に繋げて下さい。

誰に回させていただこうかといろいろ考えておりましたが、ちょうどよいタイミングで
メールをいただいた方がこの方、trico-travailさん。アシカさんと言ったほうが早いのか。
最初の出会いは福岡。その後、大阪?東京?パリでも?あちこちでお会いして
いるような気もします。さて、張り切ってどうぞ。


8、最後にアナタにとって古物とは、、

まず、仕事であることは間違いない。それから、物を選ぶ際のひとつの選択肢。
生活の中にあるなんとなく好ましいもの。自分の手や、ひょっとして感情にもやさしいもの。



こんな感じになりました。roshiさんに怒られてしまうかもなあ。

明日、ロワゾを片付け日曜日は大江戸骨董市、です。
by pointcinq | 2008-07-01 20:00 | 日々の暮らしから | Comments(6)
Commented by roshi303 at 2008-07-01 23:46
宮脇 さま
お忙しい中、お付き合い頂きありがとうございました!
怒るどころか恐縮です〜
またまた恐縮な方へバトンタッチですね。。。(スイマセン〜)

古物は特別なモノではなく
「生活の中にあるなんとなく好ましいもの」
宮脇さんらしいですね。。。どこか肩の力が抜ける様です。。
誰のためではない自分にとっての幸せを改めて感じましたよ

いよいよ大江戸ですか!
私は仕事でいけませんが頑張ってください〜

ずうずうしくnyaさん達とお宅訪問が
出来る日を夢見ております!(笑)
Commented by pursucre at 2008-07-02 07:50
お久しぶりです!
roshiさんからバトンを頂き、美也子さんへお渡ししたsucreです^^
その後が気になり(笑)拝見しに来てみたら~~~><。
何だか感動で・・・
素敵な古物屋さんがこうしてなさって下さったことが!!!><。
素敵な方に渡して下さったことが!!!
(スィートなみなさんに笑顔になりました^^)
古物は愛おしい存在。。。まさに!
そして、宮脇さんのご実家の古物が密に気になってしまいました!
小さな頃に接したものの影響って、どこか細胞に残っていますよね。。

お忙しい毎日・・・
どうかお体ご自愛下さいね!
ありがとうございました★
Commented by muntkidy at 2008-07-02 11:52
バトンを渡した面々がコメント入れています。
マコちゃん。ありがとね。
気負いのない文でナチュラル、さわやかでございます。
私のは、かなり力みすぎて、ハタで笑われているような気がして
恥ずかしいであります。
Commented by pointcinq at 2008-07-03 12:34
roshiさん 肩の力抜けすぎで怒られちゃうかも、と思ったわけです。
こんな感じでお許しいただけて、よかったよかった。

はい、いつかうちってのもいいですね。酒とつまみで接待しますよー。
Commented by pointcinq at 2008-07-03 12:44
pursucreさま 古道具屋リレーになってしまい、申し訳ないです。。。
カウンターの向こうからはこんな感じなのねと読んでいただければ幸いです。
またどこかで、お会いできることを楽しみにしていますね。
こちらこそどうもありがとうございました!
Commented by pointcinq at 2008-07-03 12:46
UNTIDYさま いえいえ、そんなことないですよ。思いが伝わります。
僕なんかのほほんとしててすみませんって言う感じですよ、ほんとに。
まあ、またゆるーく飲みましょう♪


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