1 ![]() フルサイズのマヌカン。時代は1800年代の中頃、ナポレオン3世様式と呼ばれるもの。 女性のマヌカンはその時代のモードによってその姿を大きく変えるけれども、男性ものは 今日のものとほとんど変わらない。大きく異なるのはその丁寧なつくりだろうと思う。 金のトップの飾り(真鋳製)、木製のブーツ、上品なボディライン、そしてこの木製の指。 ボディの黒と首から胸元のビロードの組み合わせもまさにこの時代を象徴している。 去年の子供のマヌカンも素晴らしかった。 一昨年のデッサン用のマヌカンも泣けた。 この人にはしびれたけれど高くて買えなかった。 まとめて展示してみたいなあと夢見る無いものねだりのこの頃である。 こちらは指の表情を ▲
by pointcinq
| 2008-02-28 22:25
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![]() 白と言ってもいろいろ。こんなふうに重ねてみるとよくわかる。 明るいよりも、少し暗いところのほうが白の濃淡が面白い表情を見せる。 100年以上前、農民がこんな白い皿でスープとパンの食事をしていたのだと思う。 Creil et Montereau、Gien、それにDigoin。 ちょっとした続き ▲
by pointcinq
| 2008-02-26 22:03
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![]() 人であふれている。この脳天気な様子はみんなが春を待っていたそのヨロコビのあらわれ なのだと思うと、なんだか微笑ましくもある。それも今のうちだけかもしれないけれど。 日曜日の昼近く、ちょっと遠くに足を伸ばしたブロカントでかたちの綺麗な鳥篭を見つけた。 なかなかの値が付いていたので躊躇する振りをしたものの、あっさり降参。購入。 装飾されすぎず、簡素すぎず、鳥たちの残り香もなし。この手のもの、模造品が多いので ご注意されたし、です。 こんな鳥篭からもなんとなく春が感じられるのは、僕もまた脳天気のひとり、か。 売約済み ▲
by pointcinq
| 2008-02-25 00:01
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![]() 秘密がいっぱいあって子供も大人も夢中になる。僕も。 これは、スイスのチョコレートメーカーによるもの。内側に二人分の子供の名前が書いてある。 (名前だけでは子供とはわからないけれど、そう思いたい) 何を意図しての名前だろうか。 仕入れから帰っては、うちのアトリエスペースに籠り、ちくちくと針仕事をしている。 古いものを古い気持ちになって修復の作業だ。なかなか骨が折れるのだけれど、それが 蘇っていく様を自分で見ていられるのはまた楽し。 風邪のあいだに読み始めたいろいろが、それぞれにいいところに入ってきて読みたくて 仕方がない。 『バンド・オブ・ブラザーズ』はDVDと並行して。 『荒野へ』はショーン・ペン監督で映画になったのを観ての「アト読み」なので話が早い。 この映画 Into the wild は秋に公開予定らしいですが是非おすすめです。 『ウォッチメイカー』は相変わらず、リンカーン・ライム大忙しである。 今夜も夜は長そう。 ▲
by pointcinq
| 2008-02-24 04:51
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久しぶりの更新。忙しくしていたと思ったら、また忙しくなり、そのまま風邪をひいてしまった。
ちょっと無理があったかなと思うとちゃんとこうなるから面白い。面白いではなくて、それは歳よ と誰かが囁く。 まあ、いい機会なので積んであった本をでたらめにベッドで読む。 『バンド・オブ・ブラザーズ』 『荒野へ』 『ウォッチメイカー』 共通性があるとすればどれもアメリカのもの。内容はばらばらである。 ひとりベッドで読むにはそれでいいのだ。 ちょっとよくなったのでオペラまで補修用の布を買いにいくも、帰りのバスが街を行くデモ行進 で突然止まる。オペラ通りの交通を一切遮断して、言いたいことがはっきり言えるあんた達は 幸せもんだ。日本にももちろん、そういう権利はある。でも、それが出来ない理由をフランス人 に説明しても、これがわかるはずがない。そりゃわからないよなあと苦笑い。 もう少しで復活です。 ▲
by pointcinq
| 2008-02-21 22:15
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![]() これもまた南仏らしい皿。ごくありふれたもののように感じるのだけれど、実際はあまりない。 やはり図柄のあるものがほとんどだ。 少し行儀が悪いと思ったのだけれど、アパートの階段で撮る。 擦り減ったオークの階段とこの皿、両者の枯れ加減がなかなかいい。 初めての発表になるかと思いますが、今年に入って最初の展示会は名古屋で行います。 4月の上旬より、名古屋・覚王山のギャラリーにて。詳しくはまた後日こちらで。 この週末は思いがけぬ場所で素晴らしいものとの出会いがあった。 あまりに大きいのでお金だけ払ってまだ持ち帰れず。まずどうやってうちに持ち帰るか、 そして日本に持ち帰るか(恐らく、厳重に梱包して預け荷物になるはず)は未定ですが こちらも名古屋でお披露目です。その前にブログにも。ご期待ください。 ▲
by pointcinq
| 2008-02-12 00:00
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![]() 食べること、これが好きなワタクシ、どうしても食器やテーブル周りのものに眼が行く。 南にいけばその土地特有の素朴な焼き物を多く目にする。そういった食器も多く仕入れが できたのだけれど、今日のご紹介はその中でもひと際モダンなもの。 リヨンの東、スイスやイタリアの国境にも近いAnnecyのPaul Jacquet による深皿。 1920年から30年頃のもの。 ブルーグレーに古色の出た茶、白、黄、そして緑。どれも南仏特有の色であるのだけれど、 これはシンプルなストライプ、アール・デコ期の時代がよく出ている。その後の北欧のものかと 思われるほど。木の実や果物を盛りたいと思わせる一品。 売約済み ▲
by pointcinq
| 2008-02-08 23:17
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![]() 南フランスへの買い付けの旅、上々にてパリに戻りました。賭け事の世界では「旅打ち」と 呼ぶ、旅から旅、町から町へと移動の日々。行く先々での景色を、食べ物を、それから ワインもからだに吸収して、さらに古道具も山盛りいただいてくるのだから楽しくないわけが ない。古道具屋バンザイ、こんなときは本当にそう思う。 晴天のパリからスタートして往復約2000km、雪あり雨あり嵐あり、そしてまた晴天。雨の あとの風景、星の美しいこと。あたまの中のもやもやが洗い流されていく音がするようだ。 なにもパリから出なくてもいい、南フランスでの車の旅は是非皆様にもおすすめしたい。 そして今回の買いつけ、これが買えただけでも行った甲斐のあるというひと品。 一対のムスチエ(Moustiers、ムスティエ、ムスチエール、ムスティエール、まあなんでも お好きなように)のサラディエ(saladier、サラダボウル)、18世紀中頃か。 ひとつは使い込まれひびが入り、それを鎹(かすがい)で修復がしてあり、もうひとつは そのまま仕舞い込まれていたのか、ゆうに200年を超えたとは思えない状態のまま今日に 至った様子。そんな2つの対というのがまた面白い。 また明日。 ▲
by pointcinq
| 2008-02-07 22:16
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インターネット、完全復活。
いやいや、長い長い1週間でした。ネットが繋がらないとどうも落ち着かなくていけません。 毎日何度FreeBox(モデムの名前)の虚しく点滅するウィンドウを気にして見たことか。 これだけ苦労したからこそ、そういえばその経緯は書いていませんね、とにかくもう大変な 艱難辛苦があったのです。そう、この苦労があったからこそ喜びもひとしお。サービスの クォリティが低い国でこその達成感ではあるわけです。 今後、間違えて取られてしまった90€と間違えて配達されたFreeBox HDの返却という これまた厄介な問題が待ち構えているわけですが、忍耐と友達の力を借りればなんとか なるでしょう。 ここは今でも紙の国、なんでも文書にして受け取り確認のできる書留で送りつけるという やり方が成功への近道なのです。これからひょんな間違いでフランスで暮らすことになる 方々、肝に銘じられよ。 明日から南のほうへ旅に出ます。旅と言ってももちろん買付けの旅、もの探しの旅です。 新しいiPodのおかげでWifiがあればどこでもネットもメールもできるようになりました。 便利な世の中です。南フランスの田舎にWifiがあれば、の話ですが。 ▲
by pointcinq
| 2008-02-02 00:18
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miyawaki modern 東京都目黒区 東が丘1-17-23 ☎03 5432 9723 OPEN 土曜日 13-18h これ以外の曜日時間は お問い合わせ下さい。 ご要望にお応えできるよう 出来る限り調整いたします。 駐車スペース1台有り website http://miyawaki.biz ブログ更新、イベントや 骨董市への出店情報等、 いろいろとお届けしています。 掲載した商品は 基本的にすべて売物です。 気になる商品はメールで お問い合わせください。 miyawakimodern@gmail.com 画像及びテキストの無断使用は 固くお断り申し上げます。 Copyright © 2001 antiques miyawaki modern All Rights Reserved. 最新の記事
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