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ヒッチハイクしたこと
久しぶりにブログを開きました。
最終更新がグランパレでの綾子展ですから、もうかなりの月日が流れておりますね。反省です。

近頃はインスタグラムなんかもあって、ついつい手軽なほうに流れてしまう僕の悪い習慣がもろに出てしまっていますね。そんな自戒の思いを込めて、昔々の遠回りのお話をひとつ。


高校を卒業した年の春休み、留学した友達を追いかけてカナダのトロントに行ったわけです。初めての海外、ひとり旅も初めて。とにかく2か月くらいのチケットに予定はほぼなしで友達に会えればなんとかなる、くらいの気持ちだったと思います。

その友達にはなんとか会えたのですが、数日もしたら
「日本に用事があるからしばらく帰る。あとは語学学校の寮にでも入ってなんとかしろ」
と言って日本に帰ってしまったわけですね。

こうして小さな語学学校の寮の一番安い相部屋で同室となったベルギー人のジャン・イヴ君。これがめちゃくちゃに面白い人でして、とても仲良くなりました。

ある日、週末にナイアガラの滝に行こうという話になり、もちろん賛成して行こう行こうとなったわけですが、彼は当然のようにヒッチハイクをするつもりだという。僕の国では普通だ、と。
ベルギーについてはよくわからないけど、そういうものかと納得させられて、こんな紙(語学学校のテキストの裏ですな)を使って準備して出かけました。

当日の気温、マイナス20度と記憶しています。
結局6台を乗り継ぎ、通常1時間ちょっとで行けるところを6時間以上外で待ち、乗せてもらった全員に「冬のカナダで絶対こんなことしてはいけない」とお叱りに近いアドバイスを受け、凍えながらようやく辿りついたナイアガラの大瀑布でした。

それはもう感動したんですが、おなかも空いているので建物の中に入って温まりながら朝に作ってきたサンドイッチを食べようと提案したわけです。

ジャン・イヴ君の答えは
「マコト、こんな雄大な自然を前にして、お前はこんなつまらない建物の中で食べるのか?」
というものでした。

こうして、そのカチカチになったサンドイッチを滝の真ん前でしぶしぶ食べたという28年前のお話でした。

帰りは電車に乗りました。

先週、法事があって久しぶりに実家に帰ったのですが、その時に(忙しいのに)旧自室の荷物を整理しろとの指令があり、ものすごい量の本やら写真やら手紙やらそういう青春の思い出みたいなものを処分したんですね。
センチメンタルでしたねー。

その中にこの写真と紙があって笑ってしまいました。
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by pointcinq | 2019-06-22 15:28 | 日々の暮らしから | Comments(0)