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秋の草刈りキャンプ
前回は真夏だったので、ほんの少し作業するだけで頭クラクラするほどでしたが、もうすぐ10月。かなり涼しくなってきたので週末のキャンプを兼ねて、刈りに行きましょう。

前回、帰ってきてから購入したのがブレードに装着するタイプの絡まり防止。これとジズライザーという地面とブレードのあいだに隙間を付けてちょっと高刈りできる道具を購入したので、これらを試していきます。
その他に葛対策として、根っこをつんつんと突っつくくちばしタイプのものと、根元でザクっと切ることのできる小さめの鎌のような道具も買ってます。道具好きが新しいことを始めるといけませんね、あれこれ買いすぎですが、でも結局モノを言うのは道具なんですね。初心者なんだから最初は授業料として失敗せねばならんのです。
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はい、またもっさもさに伸びていますね。来るたびに雑草の種類が違うのは、単に季節のせいなのか、草刈りによって雑草の勢力争いがリセットされ、成長の早い雑草が一気に勢力を伸ばしたのか、そこがわからないのですよね。やはり初心者、経験が足りません。

足りない経験は「草刈り系、雑草系のYoutube」(いっぱいあるんです、そして人気です笑)で勉強するのですが、これが結構面白い。見始めるとあっという間に2、3時間が経過しているなんてこともあるが、確実に勉強にはなっている。同時に欲しい道具も増える。

まず、絡まり防止のこれは素晴らしいです。これと言っても今回の写真はないので前回のをご覧ください。
これが絡まった長めの草をどんどん外に押し出す感じで、手でそれを取っていた回数が10分の1くらいに減りました。買ってよかった。

ジズライザーはうーん、そこまでの恩恵は感じず。使っているうちにセンターがぶれたようで手に来る振動がものすごいことになってきた。よく見ればセンター出しのためのワッシャーが変形してしまい、そのためにセンターがずれた。こういった高回転の電動工具でセンターがずれるというのは致命的で、一度そうなるともう何ともしようがない。これはメーカーに連絡してこのワッシャーを送ってもらう必要がある。一旦撤去。

そういえば、その他にいろいろ買っているんだった。。。
サロペットパンツ、これは服が汚れないようにするため。草の汁がかなり飛んで靴とズボンはかなり汚れますので。
メッシュのフェイスガード、これもいろいろ飛んでくるので。
そしてハーネスタイプの肩掛けベルト。これは赤ん坊のだっこ紐と同じようなもので、もともとついていた斜め掛けベルトから、肩と腰で重さを分散できるこの4点式ハーネス、これは素晴らしく疲労軽減。買ってよかった。
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これら、道具のおかげでものすごい捗り、ばっさばっさと刈っていきます。

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ここで前からの思い、刈った草はこのままでいいのか問題がまた再燃します。特にこの時期の丈の高いススキなどのイネ科はそのままもわっと横たわるのですぐに土に還ってくれるわけではありません。実際のこの土地も何年も刈りっぱなしにしてきた土地なので、場所によって枯れた草が10cm以上も積もってふわふわと柔らかいのはいいのですが、これが格好の虫の住処になっています。この時期は秋の虫たち、コオロギ、バッタ各種、トンボ、カマキリ、カエル、そんなものがめちゃくちゃにいます。もし今回、コオロギだけを食糧とせよというミッションが出ていたとしても、おなか一杯になるくらいいます。食べてみようかと3回くらい思ったほどです。

地面の枯れ草を全部掃除するのはおそらく無理。ただ、芝などの根付いてほしい、広がってほしい植物のために環境を整えてやることは大切だと考えたわけです。
そうするとまたお買い物です。




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櫛のようなものはレーキと呼ばれ、地面をならしたり草の上の枯れ草を掃除したりする道具。
大きいのはその名の通りフォーク。枯れ草をどさっと持ち上げられます。気分はミレーの農夫。
角スコップはなにかに必要。
一輪車は枯れ草の運搬に、それこそ大車輪の働きをしてくれるのでした。

つづく

# by pointcinq | 2021-10-06 17:20 | 丘の家計画 | Comments(0)
梅雨開けて、夏。
ちょっと時間が空きました。
またボーボーになってるんだろうなと、軽く覗きに行くことにしました。
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見事にボーボーです。さあ刈るぞ。

とはいえですね、炎天下の34度予想なので「まあ軽く」というつもりではありますが、長袖長ズボンに今回はゴム長靴を履いて、アタマは手ぬぐいとスゲガサ?よく鮎釣りの方が使っている昔ながらの帽子というか傘。頭上に隙間があるので風が通って気持ちがいい、世界最強の涼しい帽子だと思います。

昼過ぎに到着して一番暑い時間帯。あっという間に汗ぐずぐずになり、アクエリアスと塩梅ドリンクと持参のお茶、合計1.5リットルがすぐにカラになります。日中はほとんど日影がないのがつらいところで、地道に刈るのみ。

今回、またシロツメクサの種を仕入れまして、適当にぱらぱらと蒔いていこうというシロツメクサ計画2を敢行しました。両手がふさがった草刈り状態から、種をまく作業が難しいと判断し、新しい道具を作ってあります。
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ペットボトルにシロツメクサのタネを入れ、蓋には穴が開けてあります。これを草刈り機に逆さまにぶら下げ、刈るのと同時に適当に種が落ちていくわけですが、もうそんなに期待はしていません。落ちた何万粒の種のいくつかが芽生え、地道に仲間を増やしてくれればとの淡い淡い期待を少しだけ込めて、自動種蒔き装置は順調に種をこぼしていきます。


今回、結構困ったのが草が絡まること。草の勢いが強く、がーっと切った草がブレードとガードの間に挟まって回転数が落ちたり、止まったりしてそのたびにそれを手で取り除かなくてはいけない。手の長い僕はいちいちお機械を下ろさずに手が届くので詰まった草を取り除くことができるのだが、それでも結構なストレスで結構な時間のロスなのですね。これはあとで解決せねば。

この広い敷地の家が建つ部分はいつかなんらかの重機をいれて綺麗にするわけだから、そこはやる必要ない!もっと早く気が付けばよかった。手前と奥の庭部分だけ地道に刈ればいいのだ。
よく観察すると、勢いのある草は毎回違っていて、その季節もあるが刈られてまた出てくるか来ないか、ということも関係あると思う。つまり短く刈られても伸びる力のある草とそうでない草があるのだと思う。
話に聞いていた「5cmで刈り続ければ5cmの草しか生えてこなくなる」ということなのだと思う。推測ばかりだけどまあそういうものだろう。まあ雑草との戦いは永遠に続くわけだから、いずれわかってくるでしょう。

ずっと心に引っかかっていることがある。
刈った草はこのままでいいのか。という問題。
この土地の草刈りは今に始まったことではなく、当然前の持ち主さんshozoさんから続いているわけで、これまでに刈った草がずっと地面に落ちたままで、それがかなりたまっている。そのまま腐って土に還っている部分ももちろんあるのだけれど、枯れたススキなどは立ち枯れして藁のようになった状態なので腐りにくいのか、単に量が多すぎるのかわからないが、結構残ったままで地面が見えないほど積もっている。この隙間からササ類が生えてきている場所もたくさんあって、こういうところは深剃りもできない。こういう残った草を真ん中で燃やしてしまいたいのだが、それも危ないような気もするのですよね。
いつかトラクターのようなもので全部耕してしまうことになるのかなあと、いつまでたっても解決しない悩みなのです。


東京に帰ってからチェックしたもの。ホンダの自動草刈りロボット「グラスミーモ」
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まさに「草刈りルンバ」。
これはいいなあ、欲しいなあ。

買ったもの
巻き付き防止ヘキサゴンブレード 660円 安い!
チップソーカバー 713円 どちらも amazon。
(車に乗せるとき、これくらいしっかりカバーしたい)
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また次回が楽しみ。

# by pointcinq | 2021-07-25 15:05 | 丘の家計画 | Comments(0)
20年



いまから20年前、

誰も実感のない「21世紀」という時代が「ミレニアム」なんていう言葉とともにやってきて、ヨーロッパの国々がユーロという共通の通貨を使用することになり、飛行機が全面的に禁煙になりました。いや、それよりもっとたくさんの事が起こったその周辺ですが、そんな年の7月に僕はお世話になった骨董屋を退職し、夜バイトしていたバーとレストランもやめてパリに暮らし始めました。持っていたのは貯めたお金と餞別などでいただいたお金といろいろ全部合わせて300万円くらい、まだユーロがドルよりも安い時に(約100円だった!)思い切って大半をユーロに換金していたおかげで、いきなり貧乏ではなかったはずです。

とは言っても、東京にもほとんど行ったことない、独り暮らしもしたことのない28歳がフランス語も話せず、いきなりパリに住もうとするわけですから、とにかく大冒険だったわけです。気持ちだけが高揚し、特にやることもなく、バカンス中でパリの人々のいないパリをひたすらにふわふわと歩いていた記憶。

なんだかお祭り騒ぎだなと見上げた空に次々と軍用機が通っていきました。キャトーズ・ジュイエ(7月14日、フランス革命記念日)でした。
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週末はとにかくすべて骨董市に行き、好きなものを買ってみるということで、平日は特にやることもないのでせっかくだしフランス語でも学んでしまおうと入学したアリアンス・フランセーズ。それぞれに進むスピードも学べる期間も育った環境も目指す世界も異なる外国人が入れ替わっていくクラスの中で、3か月ほど続けたのが数人いました。彼らとは休憩中にいつもつまらない冗談を英語でやりあっていたのですが、途中から俺たちもそろそろフランス語で話そう、くだらないジョークもフランス語で!となった。移民としてフランスに入ってきた人がいたり、自分が今そういう世界にいるのだなと初めて感じたことを覚えている。
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ここに辿り着くまで、そして辿り着いてから約11年をパリで生活し、最後の2年くらいはパリと東京を行ったり来たりして半々で暮らし、パリのアパルトマンを全部解約して、東京に住むようになって、子どもが生まれて、、、これで20年。なんということでしょうね。
人生はもう本当に本当に出会いしかない。家族と友人とお客さんと、これまで関わったすべての人に感謝です。

いま、こんな状況で店はずっとクローズのままですがSTORESというオンラインストアはずっと拡大中です。盛大にパーティーをできるはずもないので、こちらで全商品20%OFFという感謝祭をいたします。
会期は7/8の正午から7/14の夜12時まで、クーポンコード 2001to2002
こちらを先着で20名限定で使っていただけます。
おひとり1回で、商品の個数に制限はありません。

こうなると、30周年は30名様30%OFF?なんていう自己プレッシャーがすごいですが、それはきっと無理です。これくらいで勘弁してください。

古いアルバムを眺めていますが、思い出がありすぎて回想が終わりません。




# by pointcinq | 2021-07-05 14:53 | お知らせ | Comments(2)