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シロツメクサ、野芝 どうでしょう
また行ってきました。今回はキャンプなしでタミゼでお世話になります。
ちょうどNHKの撮影があり、遊びに行く僕がちょっと出てくるはずですがそれはまた今度。

さて、先回ぱらぱらと全体に蒔いたシロツメクサと赤土部分に蒔いた野芝、どうなったでしょうか!?この数週間、雨が降るたびに僕はほくそ笑み、心の中であの種に雨水が染みていくイメージをしていたのでした。幸せな日々でした。

しかし、その成果は正直どこにも見えません。ゼロです、完全なゼロ。
これは作戦を見直さなくてはいけませんね。たぶん失敗しています。

それとはおそらく何の関係もなく、雑草たちはまた元気にすくすくと成長しておりました。
とは言っても、この間刈ったものがまた復活している、というわけではありません。
(クマザサは一部伸びてましたが。。。)
時期によって伸びる草が違うんですね。こないだ刈った草がやられてるあいだに他の草にチャンスが回ってきている状況なのかもしれません。

今回特に目立ったのはクズの野郎とタケニグサという野郎です。

私の愛読している「雑草と楽しむ庭づくり オーガニックガーデンハンドブック」によると、葛(クズ)は日本から広がり世界の外来侵入種ワースト100に選定されています。北米では除去すべき侵略的外来種(ペストプランツ)と呼ばれめちゃくちゃに嫌われています。日本人は昔からある在来種はOK、外来種はみんな敵のような分け方をすることが多いですが、この「葛餅」なんかで有名なこのクズ野郎は本当に厄介で日本でも世界でも嫌われているんですね。

クズは地表を長ーく這うように伸びていき、中継地点で根を張ってまた伸び、また中継地点を作りながら地上の太陽を独占していく草です。このツルは地表だけでなく他の木や草にも絡んで立体的なジャングルを形成していきます。そこでこの中継地点とそのベースの本拠を根っこから抜いてやろうと今回導入したこれ。
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1400円くらい。横に生えているのがクズ

先が3本の5寸釘のようになっているので、それを植物ごと根元に差し込み、ハンドルをぐるぐる回す。それで根っこを壊滅させてポンと捨てる、というものでした。はい、まあまあいいですね、悪くないです。クズに使うと遠くからツルが絡まって手元に来るものもあるので、一定の効果はあるでしょう。でも、ちょっと時間かかりすぎるかなと、遊びに来たギャラリーに突っ込まれくやしながらも納得。今回はやらねばならぬ数が多すぎるので、やはり草刈り機で地上のツルと葉をやっつけて、また生えてきたらこれを使うか、クワで掘ればということになりました。最初からクワでよかったのかもしれません。。。

今回のもう一つのテーマになったタケニグサ。
これはよく空き地でも見かける巨大化する雑草です。草刈り機で切るとブシュッと黄緑色の草の汁が飛んで靴がめちゃくちゃに汚れるのと、ベゴニアのような葉の形が僕は大嫌いです。葉の裏が白いのでタケニグサを刈りまくった後はなんだか戦場跡のようで物々しい雰囲気になります。

今回はこれを徹底的にやろうと決めて刈るのですが、キリがない。ここにも、あそこにも、右を向けば右に、左を向けば左、振り向いてもちょっと遠くを見てもどこにでもあります。でもやるんです。それがいつか理想の庭につながる道だと信じて。

そして今回は斜面にも手を付けました。ここはおそらくこれまでにほとんど手入れがされていなかったようで、雑草というレベルではなくちょっとしたブッシュを開拓するようなハードワークでした。草刈り機を持ち上げて立体的に刈る必要がありました。腰も背中も腕もがくがくになりましたが、かなり綺麗になりました。

この土地の下にお住まいの方はうちのぎりぎりの水路のところまで本当にきれいにしていらっしゃるので、その差が激しくて申し訳ない。申し訳ないんだけど、全部刈りこんでしまうとこちらから丸見えになってしまうように思ったので、ある程度のグリーンカーテンをキープしました。まだもう少し手を入れたいところですが、精神と肉体の限界がこのあたりでした。
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それでもですね、この斜面は全部鬱蒼と茂って通れなかったのですが、道路側まで抜けることができるようになりました。下から上がってきたらまずここが目に入るわけですから、やっぱり苦労してやった甲斐があるというもの。

だんだんと草刈りブログの草刈マコト化していますが、大丈夫です。チネンさんは着々と家のことを考えています。
それが証拠にさきほどちゃんと基本設計完了の請求書が届いています。別で土地の取得税というものも届いています。そういえば地盤調査の請求もあった。支払いばかりだ!

このあたりはまた。


# by pointcinq | 2021-06-09 19:10 | 丘の家計画 | Comments(0)
2回目のキャンプ、草刈り
私には娘がひとりいて、それがいま小学校5年生の育ちざかり。
そんな娘にこのキャンプを体験させてやりたい。キャンプもそうだし、田んぼの田植えの様子やそこにいるカエルや、虫や、花や植物に触れ合ってほしい。那須街道からちょっと入っていけばたらの芽やコシアブラがたくさん取れるし、季節が違えばキノコや山菜や果実や野の草もあって知りたいことばかりだ。そんなものが子供のころの身の回りにあるなんてなんて幸せなことだろう。

なんですが、
娘は自らの希望で中学を受験することになっていて、勉強が忙しい。。。僕の生涯の学習時間はもう超えているに違いないと思う。
週に3回通っている塾のテストがあり、そのためにお母さんと勉強したいとのことで「今週、お父さんは黒磯行ってていいよ」ということになった。あ、はい、では行かせていただきます。草刈りもまだ終わってないんでね。

2週間ぶりの那須・黒磯。
先日の淡い新緑はぐぐぐっと色濃くなり、力強く風に揺れている。
冬の間は全く葉がなく、なんだかわからなかった木々も楓、ケヤキ、͡コナラ、あんなに高いところにまで伸びている藤も満開だ。東京にいるときは特に気に留めない木々の生命が眩しい。

今回も車中一泊、タミゼクロイソ一泊という満喫のコース。最高だ。
到着からすぐに草刈り機にガソリン入れて草刈り開始。そうだ、携行缶にガソリンを入れるのはセルフではできないってご存知ですか?インターフォンでスタッフを呼んで、住所と名前と電話番号と免許証番号と目的(農作業)と書いて初めて入れてもらえるのだ。なんというめんどくささ。ガソリン使っていろんな事件が起こってるから仕方ないとは思う、でも不便で不毛だ。

2週間前にカットしたススキは驚くことにもう20cmも伸びてる。先の長い戦いになりそうだなと覚悟した。というか、高温多湿の日本やアジアでは雑草とはうまく付き合っていくしかない。ヨーロッパのあの乾いた大地が羨ましい。

早速、また刈りまくりたい気持ちを抑えて、まずは僕の体にしっくりくるようにベルトの長さと草刈り機の取っ手の位置と角度を何度か調整。この間はこれがきちんとできていないまま作業し続けたため、腰痛も背中痛もひどいし、右の太もも、ここに草刈り機が当たるのだが、ここが赤く腫れてのちに全体がガサガサになった。腫れのちガサガサ。あれこれやってぴったりの長さになると、あーこれは作業がはかどる、全然違う。

先週徹底的に叩いたトゲトゲの野郎にいまのところ新しい芽はないので、こないだのやり残しをまた抜く。それと今回はクマザサを徹底的に深剃りして、そこにクローバー(シロツメクサ)の種を蒔いておく。強い草だから少しずつ雑草と戦ってくれればいいし、もし先に芽を出せば太陽を独占できる。草刈りをしていて気が付いたことだが、これは植物たちの太陽をめぐる熾烈な争いだ。おそらく同じことが地中でも行われているんだろう。人間が食料やお金とに群がってくるのとまるで同じだ。
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この土地は一時、ソーラーパネルの敷地として整備されかかったことがあり、道路に近い辺りが一部赤土で埋められている。ちょっと凸凹していたのを赤土で直したのかなと想像するが、ここはまだほとんど雑草が生えていないので今のうちに野芝を入れたい!
野芝というのはまあ名前の通り、日本の昔からの丈夫な芝です。西洋芝と違い冬は枯れるのであまり人気がないのか、いくつかのホームセンターと農業系の店を回って種を探したが小袋(0.5平米用!)しか売ってなかった。仕方がないので買い占めに近い形で3店のすべての在庫、合計15袋を購入した。それでもたったの7.5平米。。。まあ「薄め」に撒いて生育に期待しよう。10倍くらいの土と混ぜて紙袋に入れて隅に小さな穴をあけてシャカシャカ振り、蒔きました。雨よ降れ!

買ったもの:草取りの道具を入れる腰袋 1500円
      それのベルト 800円
      野芝の種 15袋 4500円くらい(高い!!)


今回のキャンプには塩豚を用意して茹でるつもりだった。キャンプって言ったって、焼くばっかりじゃないぜ!と思っていたのだけれど、今回は鍋を忘れてやっぱり焼くしかなくなった。大きいのでシュラスコ方式かなとひと口試してみてしょっぱすぎて食べられなかった。塩豚の外側はしょっぱい!2時間くらい遠火でじっくり焼いて食べましたが、これがなかなかの出来です。見ていただく通り、これは炭ではなく薪を燃やしています。炭とはまた焼き方が違うんですよね。スモーキーなんですよね、と独り言ちながらいただきました。ワインと肉だけ食べた夕食でした。最高。
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ひとりのキャンプだとこれくらいシンプルでちょうどい。肉と一塊、ワインを一本飲んで寝る。

# by pointcinq | 2021-05-17 16:33 | 丘の家計画 | Comments(0)
刈ります
エンジン付きの草刈り機にはさらに種類があって、金属製の丸い鋸(ブレード)が付いているものと、堅いプラスチックの紐?のようなものが回転して草を刈るものがある。あんまり何も考えずに金属製のブレードにしたがこれは正解だったと思う。というのは、この土地にはとにかく石がない!探しても小石すら見つからないくらい石がない。石もない柔らかい土なので細かいことを考えず「深剃り」できる。ススキが群生しているところの根元などはものすごい塊になっているので地面にさわってもいいくらいに短く刈っていくが、もし石があったらそれはできないし、プラスチックの紐でも切れなかったと思う。プラスチックは使っているといずれなくなっていくそうだが、それもマイクロプラスチックだと思うと気が滅入る。

ということで、手当たり次第に刈っていく。刈りながら、この刈った後の枯れ草はどうしたものかと考えるも、今はそれどころではなくとにかく刈る。気持ちいいくらいに捗るが、2時間くらいで燃料が切れてプスンプスンと絵にかいたようなガス欠で今日はおしまい。しばらくずっと手がしびれたままだった。


草抜き(100円)赤いトゲトゲ野郎にはこれが便利だった!
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綺麗に刈りました。
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翌日も朝からエンジンをフル回転で草刈り。やっぱりエンジンにしてよかった。
前の日にはわからなかったが、これはフルスロットルでなくても半分くらい力で切れていく草であった。半分の力で刈れば燃費もいいしうるさくもないし当然、振動も少ない。グリップのアクセル調整も慣れてきたし、昨日よりうまくなったと思う。

長い時間作業して、やっぱり気になるこの刈った後の草。集めるのかほおっておくか。
ま、ほおっておきましょう。太陽を遮ってくれれば次の草も生えにくいでしょう。。。



# by pointcinq | 2021-05-15 09:51 | 丘の家計画 | Comments(0)