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グラスを冷やすこと
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グラスを冷やすうつわ。

なんだかぴんと来ませんね。
シャンパーニュや白ワインを飲むときに、グラスもきちんと冷やして、というものなんですが、そんなグラスを冷やすことにみんなが重きを置いていたというのがどうもそのピンとこない原因ではないかと思うのです。

そりゃ、バーに行ってマティーニを頼めば、世界中だいたいどこだってそれくらいのことはしてくれます。きりっとしたグラスで飲みたいですもんね。

ただそれが18、19世紀のヨーロッパで普通に、ということが本当にあるのかなあと。

そういえば、フランスのカフェのカウンターでビールを注文すると、グラスを逆さにしてチャーっと水が出る「グラス洗い」みたいなものでグラスを濯ぐんですね。
なんでそんなことするの、と聞いた時にもやはり同じようにグラスを冷やすんだという答えでした。冷やすって言っても、出てくる水は常温だし、グラスが温かくなっているわけでもない。それより、そのグラスにそのままビールを入れるものだから、僕(学生時代のバイトはバーテンダー)としてはグラスの底に溜まった水の雫のほうがよっぽど気になる。ビールが薄くなっちゃうじゃないか。
でも、そういうしきたりというか習わしというか思い込み。そういうもんでしょう、きっと。

その時代はこの中に氷が入っていたのか?
いや、今も氷の少ないフランスにそんなわけはない。
じゃあ水?
それしかない。
それで冷えるの?

いつも疑問です。こんどもうちょっとまともなフランス人に聞いてみます。

このうつわの縁の意匠はあそこにグラスを引っ掛けることができるように付いているそうです。ま、ないものもあるんですがね。それもまた今度紹介します。

現代の使い方としては、林檎や洋梨なんかを無造作に盛りたい。
セザンヌみたいになること請合いです。

28,000-



by pointcinq | 2018-10-05 14:05 | 品物の紹介 | Comments(0)
19世紀のハンティングバッグ
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9月の声を聞き、随分と過ごしやすくなりました。
夏もそろそろ終わりですが、今年は日本国内も国外もあちこちで異常気象と天災の被害がありました。こうした事が起こると、毎回のことですが、もし自分だったらということを考え、備えを見直す夏でした。皆さまもぜひ。

画像は19世紀のハンティングバッグ。
本体にもショルダー用のベルト部分もしっかり味がありながら、まだ通常に使用できる状態にあります。ここまでの味のモノはそうそうないです。


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網の編み方が新しいものとやはり違います。
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35,000-
通常の送料込み



by pointcinq | 2018-09-08 15:10 | 品物の紹介 | Comments(0)
金庫引き取り

今日の東京、37度くらいあったでしょうか。
暑い中、先日のフランス仕入れで最後の最後まで大変な思いをしたブツを引き取りに行ってきました。引き取り先は羽田空港のカーゴターミナル。初めての経験だったので、今後の覚えも兼ねて写真付きで紹介しておきます。

羽田空港、国際線ターミナルを超えて突き進むと国際線貨物地区というのがあり、その中に入っていくといきなりゲートが現れます。書類を確認して、身分証を出して、行き先とあれこれを告げ、ビジターのプレートと首から下げる身分証を貰って場内へ。
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だだっ広い。端のほうに車を停め歩かされる。
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受付のようなものをしたら、まずは通関手続きをということで向かいのビルへ。
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ほとんど誰もいない。オフィスすべてにブラインドが降りていてなんだか薄気味悪い。
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税関の職員さんはとても感じよく、書類を確認してハンコをいくつか突き、これ持って次の受け取りへ進めとのことで、ようやく終わりが見えてきた感あり。
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広大な倉庫。ものすごい量の貨物が積んである。
こんなところ、来たことないのでなんだか嬉しいのだけれど、写真を撮ったりすると怒られるかなとビビりながら撮影。
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関税を支払ってようやく段ボールが来た。頑丈な段ボールだったけど、案の定ふにゃふにゃに。まあそりゃそうだ、所詮は紙だもの。

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ほい来た。床の石、割れそう。。。

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はい、これ金庫です。
これが先日から言っていた苦労させられたブツ。

いろいろとネットで調べてみると、19世紀から同じ形なのでどれくらいの年代のものなのかはまだ判明していませんが、19世紀までは行かないのではないかというのが僕の見解。ここはもう少し調べてみます。

右と左のダイヤルでアルファベットを合わせて、鍵を二回ひねると重いドアが開きます。カギはどう見ても骨董市で売っているタイプのものですが、パリのミスターミニッツでほいっと合鍵ができちゃうのだからフランスってすごい。まだ現役の古鍵が沢山あるということ。ということで、予備のカギあり。

これでももちろん小型の金庫で、「旅行用」だって。誰がどこに!?ツッコミ入れたいですな。重さ45kg。

売約済み




by pointcinq | 2018-08-27 16:05 | 品物の紹介 | Comments(0)
〇と×のオブジェ
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〇というよりはぐるぐるですが、とりあえず〇と×のオブジェ。

なんでしょうか。メジャーです。

鉄のメジャーが木のばってんに巻いてあるわけですね。運動会や50m走なんかで、
先生がグランドに線を引いたりするときに使っていたようなものに似ていますね。

用途はまあそんなところでしょう。
平べったい鉄には10cmごとに小さな穴、20cmごとに鋲があって、
1m単位で数字の真鍮プレートがあります。

これが、裏表に付いていて1の裏は19、2の裏は18というように、
どちらからも使えるようになっている。

この真鍮のプレートと鉄のコンビがなかなか素晴らしい。ワタクシ好みです。

もう一つ素晴らしい点は自立すること。
オブジェって自立するかしないかで置ける場所が全然違います。

あちこちで凛と佇む姿を見せていただきたいです。

18,000-
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さて、明日から春のスキー。湯沢へ出かけてきます。
先月の南会津では重たい雪に足を取られて派手に転び、
えらい目に遭いましたからね。
ヒビの入った肩甲骨、もうほとんど痛みはないとはいえ、
またこけるのは絶対よくないでしょう!気を付けて行ってきます。

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こけた直後のワタシ。




by pointcinq | 2018-03-17 15:13 | 品物の紹介 | Comments(0)
博物館の鉱物見本
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今週末、2/3(土) 2/4(日)は目白アンティーク&ブロカントに出店します。
おなじみの目白コレクションも次回で10周年を迎えますが、こちらはそのスピンオフとして生まれたもので、今回が初めてとなる洋物だけの企画です。
全国から10軒の骨董店が集まってきます。
緊張です。。。

画像はフランスの博物館から出てきたという鉱物見本のキャニスター。
手のひらサイズの型ガラスですが、キリッとエッジの効いた感じがとてもいい時代を感じさせます。ガラスに透明感がありとても美しいガラスだと思います。

蓋はブリキのような素材で、花器に盛られた花が型押しされています。

この目白ABに持っていきます。
数がありますので、お好きな感じのものを手に取っていただければ。
ひとつ7,500-

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antique&brocante目白

2018.2.3 12:00-19:00
2018.2.4 10:00-17:00

アンタイディ/東京
gallery uchiumi/東京
Gallery ONO/岡山
ギャラリー桑納/東京
四方堂/福岡
志村道具店/東京
antique VerMeer/金沢
本田/岐阜
宮脇モダン/東京
Myshica Antik/名古屋

at gallery FUURO
アクセス
www.gallery-fuuro.com/access


by pointcinq | 2018-01-31 14:31 | 品物の紹介 | Comments(0)
オーク材の脚立 ラダー


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久しぶりにいい脚立を見つけました。伸ばせば梯子にもなるというもの。
しっかりとしたオーク材で出来ていまして、実用性も十分。
1960-70年代のアメリカのものだと思います。PATなんて入ってますし。

たたんだ状態 幅 49㎝ 奥行 11㎝ 高さ 153㎝ 
脚立の状態  幅 49㎝ 奥行 101㎝ 高さ 144.5㎝ 
はしごの状態 長さ 301.5㎝ 

こんなサイズです。木製の実用できる脚立(梯子)はなかなかないので
サイズ的にぴたりとはまる方はぜひ。そld

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梯子の時は両側のこの金具で引っかけます



お問い合わせ miyawakimodern@gmail.com

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by pointcinq | 2017-06-09 11:12 | 品物の紹介 | Comments(0)
皮の首輪


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見ての通りの革の首輪、犬用です。
このトゲトゲはオオカミから身を守るためのもの。

19世紀のフランスのもの。
革がかなり硬化しているのでベルトをきちんとすることは
できないのですが、このままの状態で壁掛けなどできます。

45,000- 送料込

【補足】
当時、家畜やそれを飼う人間にとって最大の敵は
狼だったと思います。知能の高い狼との戦いはそれはそれは
大変だったでしょう。
子供の頃に読んだシートン動物記の『狼王ロボ』を思い出します。

20世紀に入りフランスのオオカミは一時絶滅したものの
イタリアやスペインから入ってきた(なんせ陸続きですから)ものが
まだわずかにいるそうです。



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by pointcinq | 2017-06-06 10:34 | 品物の紹介 | Comments(0)
ERCUISのカトラリー
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ERCUIS エルキュイのシルバーのカトラリー。

Chiristofleクリストフルと並ぶ銀器の2トップメーカーです。
よく、これは純銀ですか?と聞かれますが、どちらのメーカーも基本的に銀メッキです。
世の中に流通している食器類、カトラリーも特殊な物を除くとほぼ銀メッキです。
メッキと言うと安っぽく聞こえるのでシルバープレートと言いますが、同じです(笑)。
ですが、この2トップメーカーのメッキは約40ミクロンの厚さがあり、ヨーロッパの家庭で
毎日使っても子供の代までハゲることがないと言われています。

ついでによくある質問。

・すぐに黒くなりますよね?
・大きすぎませんか?

銀は酸化ではなく、硫化によって黒くなります。
通常の使用の場合、お宅が温泉地にあるのでなければ多少のくすみは当然ありますが、
真っ黒になるような事はありません。

大きさですが、これで長さ約20.5cmです。
日本の一般的なスプーンよりひと回り大きいかもしれません。
ですがこれを見てつい「デカっ!」と口走ってしまうあなたのスプーン観はカレーライス🍛を
基準にしすぎているかもしれません。スプーンは毎回パクッと口の中に入れる必要はないのです。
日本のレストランでもみなこのサイズです。問題ありません!

と、まあ長文になりましたが、この手、カトラリーとしても最も古いデザインのひとつで、
僕も1番好きなモデルです。デパート6Fあたりの食器売り場では1本10,000円くらいで
販売されていますので、こういったちょい古や例えば19世紀の物を買ったとしても、
とてもお買い得だと思うのですがいかがでしょうか。

あ、それでももし1年使わずにおいてしまって黒くなったら、鍋に全部入れて、塩を少々、
それにアルミホイルを適当に切って沈め、一緒にグラグラ沸かしてください。
電気分解の作用でピカピカになります。


by pointcinq | 2017-02-25 15:32 | 品物の紹介 | Comments(0)
数字のスタンプ
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こういうもの、大好きなのでおそらく以前にも紹介したことはあるとは思いますがまたまたふたたびお付き合いください。現役で使える数字のスタンプです。これは日にちに特化したモデルとでも言いましょうか。通常はだいたい6桁の数字で、伝票や帳簿にナンバリングするのにとても便利なスタンプです。数字を固定したままでもいいし、一回押すと(がっちゃん)数字がひとつつ上がる、というのから2回でひとつ、3回、4回と選べます。僕も長年これを帳簿に使っていて、商品の番号がこれでがちゃんがちゃんと決まります。そして、画像のスタンプ。日にち、月、年数ときて、数字が6桁の珍しいもの。大きい。年数は1950年代から1970年代で終わっている。この部分は別で購入できたはずなので、1950年代のものというわけではないと思う。そうすると20年、30年代あたりか。買い足すときにそんな先まで世界があるかどうかわからないからまあとりあえず1970年まで下さい、ということだったのか。在庫がなかったのかはよくわかりませんが、とにかく1970年代までしかなく、2017年というその当時は近未来として以外は想像もつかなかった響きの現代となってはその部分はどうしようもなく、のっぺらぼうの部分を使うよりほかにない。それでもなお、現役でも使えるというのは嬉しいものです。(あ、写真以外で数字だけのものもあります)寒い日が続き、骨董市をさぼったままになっていますが、先ほど少し勇気を出して3月の第1週のエントリーを出しました。まだ寒いだろうけどね。よろしくどうぞ。
by pointcinq | 2017-01-28 14:35 | 品物の紹介 | Comments(0)
骨董屋の意外性と多角経営の話


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どんなところに仕入れに行くんですか?というような質問をよく受けます。
骨董市、蚤の市、ぼろ市、泥棒市、フリマ、オークション、骨董屋、ぼろ屋、そんなとこでしょか、
とにかく古いものがありそうなところには全部行きたい。そういう感じです。

骨董市にもいろんなタイプがありまして、売っているもののランクや傾向なんかもそれぞれに
よって全然違うので、行ってみて「あーこの手は違うわ」なんてこともそりゃあります。
それでも行ったからにはなにか1点だけでも買いたい、そうじゃないと本当の無駄足になって
しまうので、なんとかあきらめずに掘り続けます。

そうなんです。僕らの仕事は選ぶ眼の力はもちろん大切なんですが、
この「手」というのがとても大切なんですね。ふたを開ける、重なっているものをずらしてみる、
箱の中にどさっとモノが入っていたら、とにかく手を入れる、ひっかき回す、簡単に言えば
「漁る」というのが近いでしょか。めんどくさがってはいいモノは見つからない。

自分がモノを売る場合もそうですが、気に入っていて自信があって評価も高いものは表に
どーんと出します。よくわからないものは後ろのほう、隅のほう、下のほうに置いてあります。
そういうよくわからないものの中に面白いものがあるのだと僕は思っています。意外性ですな。

業者の一押し、表に並んでいるものだけを集めた仕入れは、優等生だけのクラスみたいで
まあ面白みがないわけでして、じっくり見てもパッと見とそんなに内容は変わらないでしょう。
優等生もいる、味のある子供もいっぱいいる意外性のあるクラスのほうが、見れば見るほど、
付き合えば付き合うほど面白いのではないかと。そんな骨董屋を目指しています。

それに加えて、選ぶ眼の力。もちろんこれがあっての話なわけです。
やたらめったら買わない、選んで選んで、形のいいもの、色合いのいいもの、選ぶ。
僕は自分でものを作り出すことはできませんので、何かを選ぶ、ということは頑張りたい。

骨董市が終わりに近づいてきて、僕としてはもうおしまい、全部見させていただきました、と
お茶なり、ビールなり、シャンパンなり飲みながら、ほかの業者さんが買った品を運んでいるのを
ぼーっと眺めることがあります。それで自分なりに「もっと選んで買えよ!」などと偉そうに
ツッコミを入れたりしてますが、たくさんお店を持ってたり、従業員がたくさんいたりするんだろうなと
思うと、わからんでもない。いやいや、わかんない。骨董屋の多角経営は大変だなあと
そんなところまでおせっかいにも気持ちを巡らせて、気持ちはまた次の街へと続くわけであります。

今日の画像はそんな意外性のある品。表には絶対並んでないタイプの品です。
空港のX線検査で一番問題になり引っ張り出された道具。なかなか良いのです。

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by pointcinq | 2016-10-15 17:04 | 品物の紹介 | Comments(0)